2-19 彼氏から ページ19
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そっかぁ、
まぁ仕方ないよね
って、
何だか拍子抜けするくらい簡単に終わる話に
どんだけ覚悟を決めてきたんだって私は
肩の力が抜けた
その時、
ブーブーブー
バッグの中で携帯が震えた
チラリと見ると
それは二宮さんからで
「お話が終わったら連絡ちょーだい？」
そう言われてたな、って考えてたら
「まさかの、彼氏？」
笑うしかないって感じのまさきくんからの問い掛けに、どう答えていいんだか悩んでいたら
「今日のこと、は？」
そう聞かれて
今日は、ちゃんと話そうと思って来たんだ、と
腹を括った
「言ってきました。」
「だよね？」
ブーブーブー
鳴り続ける携帯
「出た方がいいよ？」
俺がいたんじゃ話づらい？
じゃあ、ちょっと料理取ってくるわ
って席を立つまさきくんの背中を見ながら
画面をタップした
「もしもし、」
「終わった？・・・って、まだ、外？」
「は、い、」
「まだ、一緒？」
「え？」
「もう1人のまさきくん」
「あ、はい、」
「そっか、じゃ、かけ直すわ。」
「あ、いえ、私がかけます。」
「ん、りょーかい。」
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作者名：617 | 作成日時：2016年5月23日 21時
