177 胸が痛い ページ29
・
翌日、
” 今日は？ ”
そんなメッセージが昼過ぎに届いた
森くんと一緒に自分ちに帰ってきてしまって
訳のわからない罪悪感に囚われたままだった
・
” 待っててもいい？ ”
返事を送って
暫くして震える携帯
「もしもし、」
「待っててくれんの？」
「いいの？」
ふふ
「ダメなわけないでしょ。」
「ありがとう 」
「それは、こっちの台詞 。
あなたがウチにいてくれて助かってんのよ？」
「助かる？」
「うん、もう、おじさんだからねぇ(笑)」
・
Aが、なんだかよそよそしい
と言うか
なんだろ？違和感・・・
オレの思い過ごしなら
それでいい
深追いはしない
そんな事をしたって
いい事なんてひとつもないから
だけど、
向こうが冷めたら終わり・・・
そんな気持ちで
彼女とは付き合ってるつもりはない
ちゃんと、向き合って
ちゃんと、喧嘩して
ちゃんと、我儘言って
ちゃんと、愛したい
そう思ってんだけど、さ
オレのやり方は間違ってますか？
オレは、
どうすれば彼女を繋ぎ止めて・・・
いや、
彼女と繋がってられますか？
ねぇ？
オレだけの感情じゃダメなんでしょ？
どうすれば
オレだけのさやかでいてくれるのかな？
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 87人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：617 | 作成日時：2015年10月31日 21時
