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175 不器用 ページ27
・
ソファーに腰掛けて
暫くぼーっとしてた
だけど
酔っ払ってる頭では何も考えなんて
浮かんで来なくって
ふと、我に還って
「帰っておいで。」って言ってくれたかずの事を思う
だけど
罪悪感なのか何なのか分からない感情に
腰が上がらなくって
考えた末にメッセージを送った
多分、かずのことだから
無理なんて言わないし
なんて
自分に都合よく考える
案の定
思ってた通りのメッセージが返ってきた
だけど
それはそれでさみしく感じてしまうのは
自分のエゴだって分かってても
そう感じてしまうんだから
なんて自分勝手なんだろう
” おやすみなさい ”
そう、送り返してシャワーを浴びた
これで
全てがリセット出来ればいいのに、
なんて思いながら
・
帰っちゃったものは仕方がないし
無理してうちに来させたって
Aだってしんどいだろうから
ここは大人になることにしたんだ
彼女の望んでる ” オレ ” である為に
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作者名：617 | 作成日時：2015年10月31日 21時
