170 忘年会 ページ22
年末にもなると
増えるお誘い
社内は勿論だけど、
取引先との忘年会に
営業さんのお供をする事もある
取引先の接待だと
自分では行けないような
ちょっと良い所に行けたりもするから
楽しかったりもするんだよね
「Aさん、今度の金曜日あいてませんか？」
森くんから声がかかる
「ん？」
「ちよっと早いんですけど
今年最初の忘年会があるんだけど、」
「金曜日、か・・・」
「あ、もう予定入ってましたか？」
「ううん、空いてるよ。」
ちょっと考えて返事をする
今週末は、かずの出張がないから
と予定を空けていたけれど
かずにとっては出張がなくっても
週末なんて関係なく仕事が詰まっているようで
たまには
1人でゆっくりしたいよね？
なんて勝手に考えを改めた
「じゃぁ、7時からだから。
宜しくお願いします。」
「了解しました。
美味しいもの期待してます。」
・
金曜日、
接待用に
ワンピースといつもより少し高めのヒールを身につける
男性の営業さんが女の子を連れて行くという事は
少なからずも、そういう事だから
極力、女子力を出すよう心掛ける
(行ってきます。)
・
いつもの様に
オレの頬にキスをして仕事に行く彼女
今日は、カワイイの着てんの、ね
もう少しだけ夢の中に戻る
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作者名：617 | 作成日時：2015年10月31日 21時
