今日:13 hit、昨日:28 hit、合計:84,390 hit
小｜中｜大
159 強制連行 ページ11
・
かずのマンションの地下駐車場
停めた車から
スーツケースを
んしょ、
って言いながら下ろすと
荷物を持った逆の手に指を絡め取られて
連行される
そう、連行されるって表現が合ってると思う
それくらい強引にかずんちまで連れて来られて
部屋に入ると
「風呂入ってくるわ。
ゆっくりしてて？
あ、もう遅いから寝るよね？」
そう言うとベッドまで連れて行かれて
されるがままに
ベッドに横たわった
「おやすみ。」
そう言って
額にキスされる
寝室を出て行く彼の後ろ姿を見ながら
布団を鼻まで被ると
かずの匂いがして安心する
こんなんじゃ眠れる訳ないよ
そんな事を思いながら
かずの匂いに包まれて身体を丸めて
目を瞑った
・
携帯のアラームより先に目が覚めた
あのまま
かずの匂いを吸い込んで
安心して眠ってしまったらしい
私の事を後ろから抱き締めてる
かずの腕からそっと抜け出して仕事の準備をする
枕に顔を半分埋めて
すぅすぅと寝息を立ててるかずの横顔に
行ってきますのキスをして出掛ける
あぁ、私 幸せだ
これで今日も1日頑張れる
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 87人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：617 | 作成日時：2015年10月31日 21時
