８５振り目*記憶２ ページ45
「わ、か...!?...っ!!!
若あああああああああああぁぁぁ!!!!!!!」
痛みよりも美しい白が赤く染まっていくのが怖くて大声で叫んだ。
「あ、...あぁ...A...?...っ!?
ｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞ!!!!!!!」
その声に反応したかのように主は自分のした事を理解してしまった。
ふらつく主を無視して、
苦しい体を無理矢理動かし
やっとの思いで辿り着く数メートル先の彼の前。
揺さぶっても、声を掛けても目を覚まさない彼は、どんどん冷たくなっていく。
「若!!若ぁ!!!起きてください!!!お願い、します...!」
こんなに泣いたのは初めてだった。
月翔が死んだ時は若の笑顔で泣かずに済んだ。
若のおかげで救われていた。
その若がいなくなってしまう。
身体も心も折れてしまいそうだ...。
「ﾊｯ!これで...」
その時私は何を思ったのか、刀剣用のお守りを若に握らせた。
「若様を...Aをどうか...どうか!!!
助けてください!!!」
その時。
手に包み込んだお守りが光り輝く。
あまりの眩しさに目を閉じると
『...いち、ご...』
自分を呼ぶ声が聞こえた。
抱きかかえた身体が温かい。
(お守りが守ってくれたのか?)
何が起こったのかわからなかったけど、
どうしようもなく嬉しくて私または泣き出した。
「若、愛しています...」
何度も何度も呟いた。
その度に若は僕もと笑うのだ。
そして、伝えられないと思った言葉を
《愛してほしいの本当の意味》を
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真雷(プロフ) - れんさん» 長文で丁寧に感想を書いて下さり本当に嬉しいです!!!そんな風に何かを大切にしようと思って貰えるとは…。この小説を書いてて良かったなと思うことが出来ました(´∀`)ゆっくり亀スピードですが頑張って書くのでよろしくお願いします! (2018年3月31日 12時) (
レス) id: 9e8cdb3667 (このIDを非表示/違反報告)
れん(プロフ) - と思いました。とても胸が苦しくなる作品でしたがとても素敵な作品でした。改めて一期一振が大好きになりました。ありがとうございます。 (2018年3月27日 23時) (レス) id: 22fb448192 (このIDを非表示/違反報告)
れん(プロフ) - 一期一振ガチ勢の私には悲しすぎる展開でした。1振り目の一期一振の思いと2振り目の一期一振の思いが交差して悲しい連鎖を生み出す。最終的に1振り目の一期一振ではなく2振り目の一期一振と共に歩む主の姿。この小説を通して改めて自分の本丸の1振り1振りを大事にしよう (2018年3月27日 23時) (レス) id: 22fb448192 (このIDを非表示/違反報告)
郷羅 - 嗚呼､、素晴らしい作品に出会った!ありがとうございます！一日中ずっと泣けました! (2018年2月18日 11時) (レス) id: 92b69bfb4a (このIDを非表示/違反報告)
真雷(プロフ) - 彼方さん» 続編出来ました！おまたせしましたああ！ (2017年9月28日 19時) (レス) id: 06a076d6f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：真雷 | 作成日時：2017年1月22日 19時
