転校生のイケメン彼氏[名前変換オリジナル]

Ｗデート☆海斗side ページ29

瞬「分かった。じゃ、どこ行く？」


瞬の言葉を聞いて、心の中で小さくガッツポーズする俺。



奈々ちゃんと遊べるって、チャンスだろ！



毎日一緒にいる時間が増えた奈々ちゃん。



もう、可愛くて可愛くて…本当にヤバイ。




海斗「まぁ、まずは早いけど食べに行くとか？」



奈々ちゃんに笑いかけながら言う。



美佳ちゃんを抱きしめてる奈々ちゃんは、すっごい笑顔で。



どんどん、その笑顔に惹かれていく俺。



奈々「キャー！賛成っ！奈々、海斗くんとご飯食べたぁい！」




奈々ちゃんが異常に喜んでくれる。


やっぱ嬉しい。


瞬「…いっつも学校で食ってるだろ」



奈々「学校と外じゃ違うもん！それにこれは……デ、デートだもんッ！」



……デ、デート…。



そっか。



デートか。



瞬「って、海斗も顔緩ませてんじゃねーぞ！」



………毎日美佳ちゃんにデレッデレの瞬だけには言われたくないが。



まぁ、俺は今最高に気分がいいから怒る気にもなれない。



だってさ？



好きな女の子とのデートだぞ？



付き合えてもないのに。



マジで嬉しすぎ。



そりゃ顔だって緩むぞ！



美佳「あーもう！お前ら２人で仲良くデートでもしとけよ！俺は美佳と家でイチャる。」



……何だよ、イチャるって。



でも２人っきりの方がいいかも…なんて？



思っちゃったりもするけど。



美佳「もう、瞬ッ！さっきから本当にしつこいよ！！これ以上言ったらキス禁止！！！今日は奈々と遊ぶのって何回言わせる気！？」


……だってさ。



まぁ、いっか。



遊べるだけで超満足。



これ以上瞬の残念な姿を見るのも可哀想だし。



美佳ちゃんのキス禁止令を聞いて固まった瞬。



海斗「いーよ(笑)美佳ちゃん。わざわざキス禁止にしなくても。もう学校にこれ以上居れないからさっさと行こう？４人で。」




最後の「４人で」は瞬に向かってだ。



……逆に、よく考えれば奈々ちゃんと２人でなんて緊張してムリだな。



イケメンのくせに馬鹿な瞬がいてちょうどいいくらいかも。




奈々「やったぁーー！美佳と海斗くんと…瞬くんとデートだ♪」




そんな奈々ちゃんの声に、俺はまた顔を綻ばせた。



いつか…奈々ちゃんに俺の思いが届くといいな。



奈々ちゃんが俺のコト好きになってくれればいいな。



そんな願いを込めて、はしゃいでる奈々ちゃんを見つめた。

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