60.爆弾事件の再来 ページ11
工藤家にお邪魔してから数日後
幸は病院にいる親友を見舞いにきた帰り道で、ロビーにあったテレビを観てました。
「そういえば、今日だったな。あの爆弾事件は……」
そのテレビをみていたら、予知夢で見えた、観覧車が写りました。
「あの観覧車は確か……ヤバイ。奴等の罠で彼らを閉じ込めるためだ。」
幸は、その病院から外に出て、駐車場に止めてたバイクに乗り、その現場に向かいました。
その頃、観覧車側には、警察の人達や松田さん達もいました。
目暮「松田君、此処に爆弾がおいているのか。」
松田「犯人の犯行声明文に書いてた、72番目の席と合ったろ。そして、最初の円卓の騎手は円盤と言う意味、それを踏まえてたら、杯戸町のショッピングモールの大観覧車だろ」
佐藤「確かに、そうね。」
目暮「そうだろうけど、これは、犯人が我らを閉じ込める罠かも知れん。」
萩原「４年前と同じかも知れませんね。俺が巻き込まれた爆弾と」
松田「あぁ、あのときは、幸がいて助かったけどな。」
目暮「それなら、観覧車の爆弾はどうするか決めないとな。」
そう話してたら、
幸「目暮さん〜〜!!」
目暮「幸君、なんで此処に」
「ハァハァ…… 間に合った。観覧車には乗らない方がいい。やつの罠だからどうせ、警察官を狙った爆弾だ。」
目暮「何……」
「それと、犯人の目的は、この観覧車に警察官を閉じ込めて二つ目の爆弾のヒントもだすはずです。犯行声明文にも、二つ目のヒントもあるはずです。」
佐藤「そういえば、ヨーロッパの騎士と書いてたから、まさか……」
「ええ、病院の地図記号ですね。それをふまえれば、この付近の病院なら、米花中央病院かも知れません。」
目暮「それなら、爆弾処理班に連絡して」
「爆弾処理班に連絡する前に此方の観覧車の爆弾を二秒前に停めれば判明出来ます。」
目暮「それじゃあ……」
松田「俺が行きます。」
目暮「松田君!!」
松田「残り二秒なら、大丈夫ですよ。」
目暮「そうか……松田君、頼むな。」
そう話して、松田さんは、観覧車に乗り込んでいきました。
「な……松田さん。」
それから、犯行声明文に書かれてた、時間になり突然、観覧車が爆発されました。
萩原「まつだ……嘘だろ。」
「あの野郎……また警察を狙った。
……あれは……」
その爆発の影に人影がありました
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