夢咲学園！【小説版】

熊虎正十郎 ページ29

「と、いうわけで第一回、咲ちゃんが魔法でクラスのみんなと仲良くなろう！大作戦〜！」

「えっえっ、どういうわけ....？！」

ふふふ....咲ちゃん驚いているわね。

そりゃそうよね。あのシリアスからこんな馬鹿げだ話になるなんてね。


でもでも！まずはこうでもしないと咲ちゃんが本当にクラスに行けなくなっちゃうわ。

ちなみに今は夜中の２時。

先生に見つかれば怒られちゃうわね〜.....。

まっ、いっか！

「というわけで、クラスの子の猫をお借りしましたー！」

「にゃー」

「まぁ、ツッコミたい所は多々あるけど.....この猫ちゃんは可愛いわ〜！」

咲ちゃんのやる気はぐんぐんアップね。

私のやる気アップ作戦は大成功ね。

「ささ、猫さん。咲ちゃんを応援してあげてください！」

「にゃーにゃー！」

ありがとうございます、猫さん！

「さ、今日は朝までやるわよ〜！」

まぁ、お見せするのは明日なんだけどね...。

「まずは咲ちゃんの魔法はたしか....」

「見たことある物を具現化出来る魔法よ」

そう言って咲ちゃんはパッと綺麗で絵みたいな花を出す。

「ちなみにこれはイラストから。実際に目に映る物ならなんでも具現化出来るわよ。霧とかはまぁ....物じゃないから難しいけど」

私はこれでクラスのみんなと仲良くなれれば良いなと思っていた。

それがまさか。

咲ちゃんがあんなことになるなんて。

この時は思いもしなかったわ。

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