最強カップル (ページ3)

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変態の話ページ3

「知らないね、あたしに聞くな」

「おまえの役目だろ」

「『来い』と伝えただけだ」

変態あの奇術師は誰が来いと言ってもしれっと来ないときもあれば
遅刻してんふふと気色悪く笑うくらいだ
Aも前伝えにいって喧嘩になったことがある
あいつは、三日月みたいに、笑いながら戦っていた

それを思い出してうえっという顔をするA

『あいつと、前『来い』と伝えたときに喧嘩したよ』

ガチギレ禁止っていうの忘れてて慌ててやめたのを覚えてる

「ワタシヒソカ嫌いね、その喧嘩だてワタシのA傷つけたよ
何故団長、アイツのワガママ許すか？」

あー、あの時“伸縮自在の愛”(バンジーガム)に腕とられて
トランプの回避遅れたなと空に目を向けながら思い出していたA

「腕がいいからだろ」

と自分の胸に手を入れながらいうノブナガ
認めたくないけど確かにと思いながらはぁー、と
ため息をつくA

「アイツの“伸縮自在の愛”(バンジーガム)は
よーく出来てる」

「ありゃ戦いづれェぜ正味な話」

と胸をポリポリかくノブナガ

「それが何か、団長がヒソカの事怖がてる言うか
許さないよ」

『私でも勝てるよあの変態』

と“伸縮自在の愛”(バンジーガム)との戦いづらさを
知っているAが、ヤケになったようにムッとしてながら
言うA

「そーじゃねェけどよ」

「買いかぶりだ、大したことねェよあんな奴」

そうだ！そうだ！と言うようにうんうんと頷くAに
そうねと頷くフェイタン

「口だけなら何とでも言えるかなァ」

ヒュウウウウウウ…
ヒュオオオオオオ…

と荒野に風が吹く砂と一緒に私たちの前で
遊んで通り過ぎていく

カッ！！！！
とフランクリンがノブナガを殴る
それを受け止めるノブナガ

Aも参戦しようとしたがフェイタンに手首を捕まれ
引き寄せられたためフランクリンとノブナガの戯れに
参加出来なかった

「やめるよ、A行くよ」

『ん』

とフェイタンの命令に従順なA
いい子だとでも言うようにチュッとAの頬に
キスをしたフェイタン
それに驚き赤面するA

「アタシの前でいちゃつくな」

とマチが少し照れたようにそっぽを向く

『いちゃついてなんか…恥ずかしい』