47: 幸せもん ページ47
信介「…体調は治ったようやな」
治「は、ハイ…すんません」
信介「…A、離れや
風邪移ったらどうするん」
A「す、スミマセン」
治「き、北さん」
信介「?なんや」
治「お、俺…Aのこと好きなんで!!
ぜ、ぜ…絶対に北さんには負けないんで!!」
信介「?ふっふ…そかそか…俺も負けんで」
治「ぜ、絶対…負け…へんし」
A「コラ、そこは小声になるなや」
治「今日、ありがとぉ
…風邪移ってたらスマンほんっと」
A「全然。ちゃんと早めに寝て治してや」
治「…ん、せやな」
侑「北さん、すんません
双子してこな部活休んで…」
信介「?体調不良はしゃーないやろ。
ゆっくり寝て休みや。じゃあ明日な」
侑「おやすみなさい!!」
治「…おやすみぃ、A」
侑「アホ!!まずは北さんやろ!」
治「まずは彼女やろが!!」
侑「へ…彼女…彼女言うた?!
嘘やろ!?A!!嘘やんな?!」
A「へへ、おやすみぃ、治くん」
信介「ほぉ…そことそこくっついたんか
治、かわええ妹やから、大切にしたってや」
治「ハイ」
侑「う、嘘ん…」
治「じゃ、気つけて帰ってくださいね
北さんもおやすみなさい」
信介「あぁ、おやすみ
ほれ、A、帰るで」
A「ん…ばいばい」
家に帰ってからは
一応風邪をひかんように
栄養ドリンクを飲んで
温かい風呂に浸かった。
風呂から上がって着替えて
化粧水をはたいていると
次に入る信介が脱衣所に入ってきて。
信介「お?すまん」
A「ええで、もう終わる」
そういうと、下は脱がんで上を脱いで
信介と鏡ごしに目があって
信介「よかったなぁ、A」
信介「治はああ見えて意外と子供やから
喧嘩あんませんようにするんやで?」
A「…んん?うん」
信介「最近可愛なったな思たら
そりゃそうや、恋する女の子は可愛えもんな」
信介「治は幸せモンやなぁ〜」
A「あ、治くんな
信介と自分付き合ってると思てたで」
A「兄妹て智から昨日聞いて
しばらく理解できんかったらしい」
A「ふふ…おもろいよな
こんなにも顔似てんのになぁ…」
信介「…せやな
俺はAの兄ちゃんで幸せモンやなぁ」
信介「ずと兄ちゃんでいれんねん」
そいってニカッと笑う信介は
久しぶりで、凄く…安心した。
信介「髪もちゃんと乾かして寝や」
A「うん!」
348人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:げんまいちゃ。 | 作成日時:2020年12月26日 3時