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46: 嫌やもん ページ46

治「…」


A「な、なんで…無言なん」


治「嫌やもん」




A「え…いやなん…?」




治「…そら嫌やろ、

信介信介うっさいわ

ぜーっったい

北さんよりも俺のこと好きにさせたる」



治「もう、遠慮せえへんで俺は」



A「せ、せやから…

もう信介以上に好きやて!!」



治「嫉妬したあー…

好きな女の子が他の男のこと好き言うたー」



そういいながら

ニヤニヤしとる治くんはいじわるや。


治「ちゅーしてくれんと元気でえへんー」


目を瞑ってキスを待つ治くんの口…


…いじわるしてやる。


じゃなくて鼻にキスを落として

そのまま、治くんに乗っかってハグをして




A「Aと付き合ってくれん…?」


A「治くん」



そいうと、

治くんの顔は見えへんけど

多分赤なってんねやろなと思う息遣いになった。




治「お、おま…そなくっつくなや、そ、その…」



ガチャっっ



侑「ああああ!!コラ!

俺の部屋やぞ!!やらしいことすな!!」



A「な…なんで入ってくるん!

いま、大事な話の途中やねん!!」



侑「そな体制で言われても説得力ないわあほ!!」



治「…せ、せや!

風邪移ったら困るん!!離れや、A!」



侑「…はぁ?さっき寝てるとき

Aのこと抱きしめて離さんかった奴が

何言っとん」



治「そうなん!?」



侑「お前汗びっちょりで

くっさい体でAのことずと

ぎゅーして寝てもたから

Aも一緒にスヤスヤしてたもんなぁ」



A「な…べ、別に臭なかったで

ちょっと汗で蒸れとってアツかったけど」



侑「て…A、お迎えきとるで」


A「お迎え?」


侑「北さん、迎えにきたん

もうかれこれ8時すぎやからな」


A「…あ、そうなん!?」


侑「リビングで待っとるから

話やったら早よしぃや…」



バタン…



治「すまん、風邪移ってたら」



A「いや、全然…もう帰らんと」



ベッドから立ち上がると

服の裾を引っ張られて



治「ぎゅー…してや」



そんな上目遣いで言われたら

…無理やん。



自分は考えるより先に

ベッドに戻って治くんにぎゅと抱き着くと

治くんはひっかかったな、と耳元でいうて



背中をこそばしてきた。



A「ひゃっ…くすぐ、くすぐったいて!!」


治「さっきいじわるしたバツや!」


A「はは、はははは、くすぐった…」




『帰るで』




その一言で自分らの空間が一気に凍り付いた。

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作者名:げんまいちゃ。 | 作成日時:2020年12月26日 3時

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