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4: かっこええやつ ページ4

侑「あ、あのー…」


智「お、侑やん、なしたん?」


侑「お、智、あんな、このリュック」


智「おー

そのごっついの、Aのやわ」


智「今ちょうど順番で走ってるんよ

ちょっと待ってな」


侑「…うお」




…細い体なのに

回転が速い手足は隣の奴よりも速くて




侑「かっこええなあ…」



A「はぁ…っ、はあ…」



智「A!」



A「…お?…って、ゲ…」



A「何?」



侑「コレ、倉庫に忘れとったで」



A「あ、忘れてた

わざわざ届けてくれたん。

え…えと、ありがと」



智「リュック忘れるて…ぷふふ」



A「うるさいねん、智」



A「ありがとぉ…えと」



智「侑」



A「侑」



侑「おん、じゃ、俺も練習やから行くわ」




自分は侑からリュックを貰って

侑もリュックを渡した瞬間に

バレー部の体育館へ走った。



A「なんやバレー部か」


智「知らんの?

学年で一番モテとるであいつ。

稲荷崎の宮侑ゆーたら知らん奴おらんて」


A「おるわ、自分は知らん」


A「まぁ、バレー部に悪い奴はおらんか」


智「お前絶対ブラコンよな」





午後6時半





北「なんや侑、今日は帰るん早いな」


侑「あ…えと、ちょこっと行きたいとこあって」


治「なんやねんツム、自主練せんのかい」


侑「だから、行きたいところあるんやて!」







侑「あれ、もう練習終わったんか…」



野球部のグラウンド来てみたけど

もう部員の姿はなくて

何人か自主練をしているくらいで…



侑「アイツの野球見たかってんけどな」



A「何しとるん?」



侑「ひっ!!北さ…って、あ、お前かい」



A「自分やったらダメなんかい。

誰になんか用あるんやったら明日にし。

もうトレーニング終わってほぼ皆帰ってん」



侑「あ、いや…その、そうか」


A「おん、気つけて帰りや」


侑「オカンか!

…お前名前なんやったっけ」


A「名前?…Aやけど」


侑「偉い女子みたいな名前やな」


A「何言うてんねん」






A「アレがモテるん?」


智「嘘やん、イケメンやろ」


A「…信介の方がかっこええな」


智「…それは…お前がブラコン…」


A「…信介と結婚したいもんな

血繋がっててこんなつらいことないでなかなか」


智「…あそ」




A「…あれ」


智「お?」


A「…アカン、

定期入れ落とした。

倉庫とか見てくるわ

先帰っててええで」

5: 定期入れ→←3: 忘れもん



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作者名:げんまいちゃ。 | 作成日時:2020年12月26日 3時

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