10cm【宮治】【ハイキュー!!】 (ページ19)

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19: なってしもたページ19

A「…ん!!

…なんやこれ、Tシャツ?」

目の前にかかったんは黒いTシャツで

目の前には上裸の治くんがいて

色々と困惑した。

A「うお!?

授業中やぞ!?なんで脱いだん?!」

治「…それ着ときや上から」

A「え、いや、治くん上裸やん」

治「角名ぁ、上ジャージ貸してぇ」

角名「はいはい」

A「?いやいや、なんで着なあかんの

暑いんよ今…なんなら脱ぎたい気分やわ」

治「…耳かせや」

すっと治くんが耳元で

治「お前下着透けとんのや」

そないなことを言うもんやから

ボワッと顔が熱くなってしもた。

A「わ…す、すまん…借りる」

治「変に視線感じたら動きづらいやろ

まだ、試合勝ってんねやから、頑張りや」

A「あ、ありがとぉ…」

A「…ほ、ほな試合行ってくるわ」

『お、北っち着替えたん?』

A「…白Tやのに汗かきすぎて

ブラ透けてたらしいねん」

『…あっ…ど、ドンマイ』

A「…まぁ…上貸してくれたからええねんけど」

…

ぶっかぶかや。

何のサイズなんやろ

自分普段着とるんがMやから

これLLとかなんかな…?

…

治「あっつい」

角名「しょうがないじゃん

自分でTシャツ貸しちゃったんだから

…上裸でいれば?」

治「いやや視線痛なるもん」

角名「それにしても、

いいねあれ…彼Tシャツみたいな」

治「んー、おん、まぁ…悪い気はせんな」

角名「いいの?北さんに許可なく着せて」

治「…まぁしゃーないやろ」

治「…あかん。俺今最低なこと考えとった」

角名「ん?」

治「…かわええなぁて思た」

角名「それの何が最低なわけ?」

治「先輩の彼女やぞ」

角名「ふーん」

治「…あかんなぁ」

侑「なぁ、ぶっちゃけ

智ってAのこと好きなん?」

智「好きやないで?」

侑「即答かい」

智「もう、長年一緒に居るねん。

そんな感情沸かんわ」

侑「ほぉーん…

そういう目で見たこともないん?」

智「んー…ないなぁ」

侑「…俺は全然見れるで」

智「お前相変わらずやなぁ…

…俺の女房役に手出したらあかんで」

侑「んー?それは約束でけへん」

智「約束せえや、そこは。

お前が言うんとマジで手だしそうで怖いわ」

侑「だって俺好きなってしもたんやもん」

侑「Aんこと」