10cm【宮治】【ハイキュー!!】 (ページ14)

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14: ヤバいページ14

年功序列で順番に風呂に入る。

人数が多いため、女子の風呂も使わんとだから

自分はマッハで全身洗ってすぐ後輩に譲る。

各学年均等に部屋分けたから騒ぐ心配もない。

それに…

練習中何人も吐いたり、練習後の飯で死んでるやつおったし

初日でコレやったら5日間もたんやろなー。

A「…じゃ、寝に行くわ」

『北、別にここで寝てええで

いびきかかんやろ?お前ら』

『かかないです』

『はい』

A「いや、医務室でいいす」

智「だーーーめ!!

あそこホンマに、出るんやて

髪長いお姉ちゃん!!!!」

A「まだ言うてんのか…

…出たとしてもお前が寝るわけと違うやろ」

智「だーから!お前が危ないねん!!」

A「うざ…」

『あー…北、言っとくと

コイツ、ホンマにそっち系見えるやつやで』

A「…マジ?」

智「せやからずっと言っとるやろ!!」

A「…え、やだ、怖いソレは」

で、今こうして同じ部屋で寝てるんやけど

隣の布団の智のイビキやら寝言が

まぁまぁうるさい。

まぁ…眠くなってんけど。

よく、雷が鳴った時…

オトンとオカンがいないときは

信介が一緒の布団で寝てくれてたな。

背中をリズムよくとんとん…と

叩いてくれてる間に

信介の香りと心地ええ拍子で

いつも気づいてたら寝てたっけか。

懐かしいなぁ

今は別に雷なってもそな怖ないし

信介に抱きしめて貰えるのは

もはや彼女しかいないんやろな。

…血がつながってなかったら

彼女になれたんかな。

彼女、見たこと今までないけど

もし連れてきたら、嫉妬するんやろか。

…好きやなぁ。

A「信ちゃん…」

智「…アホ!!ばか!!起きろや!!」

A「…んん…うるさいで、信介…」

智「ちょ!ホンマに恥ずい!!

いい加減にせえお前!!」

A「…んお…?」

…

目を開けると

自分は智の体に思いっきしくっついて

足まで絡めて抱き着いてる始末で

一瞬で自分が何をしでかしたか理解した。

先輩も後輩らも動画をとって笑ってる。

智は涙目で顔を真っ赤にしてて…

A「…なんや、信介やと思った

すまん、違ったわ」

智「お前が冷静なんも、恥ずかしいねんこっちは!!」

智「もっと真摯に詫びろや!!」

A「…すまん、

ほな顔洗ってくるわ」

智「お前メンタルつよない?!」

…内心、焦っとる。

信介の夢見て抱き着くなんて

意外と自分…ヤバいな。