空に映る感情～ページ５～【ブラッククローバー】 (ページ42)

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【7章】信頼ページ42

sideなし

ヴェットの攻撃を転移しヴェットに返した者

フィンラルが引きつった笑みを浮かべながらアスタ達の前に現れた

フィンラル「後輩達が頑張ってんだ…先輩らしーとこ見せないとね！」

心の声でとてつもない悲鳴を上げてそうな汗のかきようだが、フィンラルはそれでもここに現れた

アスタ「フィンラル先輩っ！」

バネッサ「よく出て来たわね
偉いじゃないのヘタレフィンラル～」

貴「もう終わるまでそこの岩陰から出て来ないと思ってましたよ、フィンラルさ～ん」

フィンラル「あ、当たり前じゃないですかバネッサさん、Aちゃん

つか、Aちゃんオレがそこにいるよ気付いてたの！？」

貴「私、"勘"がいいんで」

Aが一人で戦っている時ではあり得ないような和やかな雰囲気

それでも敵のことを真っ直ぐと見据えている

貴「ノエル！
バネッサさんのお陰で皆一か所に集まったし、皆を守れるくらいの魔力はあるよね？」

ノエル「…あるわ！ここはまかせて」

Aはノエルの頭を撫でて先頭に立つ
他の面々もヴェットを見て、まだまだ膨れ上がる魔力に少しばかり冷や汗をかいている

バネッサ「にしても、とんでもない魔力ねまったく」

貴「一撃でも当たれば即アウトだと思った方がいいですよ」

フィンラル「く～
最初から絶体絶命ヒリヒリするぜ、泣きて～」

バネッサ「無事勝ったらハグしたげるから私の胸で存分に泣いていいわよ」

フィンラル「マジですか！？うおおおお！！」

バネッサの一声でビビリからやる気へと変わる姿を見て、フィンラル以外の者は少し笑っている
和やかな雰囲気の中でも、確かに感じる禍々しい魔力

貴「バネッサさんとフィンラルさんはアスタのサポートをお願いします」

Aの言葉に二人はコクリと頷く
バネッサの糸がアスタの身体のあちこちに巻かれる
フィンラルも準備をするように手首を動かしている

アスタ「Aは…」

貴「私はサポートなくてもヴェットに攻撃当てられるよ……でもその攻撃も自然治癒で治される

だから
反［アンチ］魔法が使えるアスタがやるしかない

私がヴェットの気を引いてやる
アスタは後ろの二人信じてその剣を振え」

アスタの胸元に自分の拳を置きAは言う

貴「そして、わがままを言うなら

__私も信じろ

必ず、アスタの攻撃を当てれる隙をつくってやる」

アスタの胸元に拳を置きながら
Aはアスタに微笑んだ

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