空に映る感情～ページ５～【ブラッククローバー】 (ページ41)

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【7章】駆けつけた仲間達ページ41

sideなし

貴「ああ、諦めないのがアスタの魔法だ」

アスタに返事をした後、Aとアスタはヴェットに挑発するように微笑んだ

そしてアスタとAの言葉を聞いて心を揺さぶられている男も後方に一人

ヴェット「そんは武器ではどうにも出来ない現実を今日しかと教えてやる

やはり…そうだな
先にゴミの後片付けをしておいた方がいいようだ

魔獣魔法____」

アスタ「！！___やめ」

二人の笑みと言葉を嘲笑い、今度は倒れている者達にその攻撃を向けるヴェット。アスタの声も虚しくその攻撃は解き放たれた

ヒュオッ

「あらら～、多分その毛むくじゃらが団長の言ってたとんでもないヤツねー

こりゃ酔い潰れてた方が良かったかしら」

ヴェットの攻撃が倒れた者達に当たる瞬間、避難させるように細い糸達が倒れた者達に絡みついた
そのままヴェットの攻撃は当たらずにすみ、散り散りに倒れていた者達は一か所に集められていた

そして、それと同時にその糸でヴェットの体も拘束したのだ

「それにしてもホントめちゃくちゃな坊やね～
Aまで無茶苦茶なことやってるし」

アスタ「バネッサ姐さん！」

貴「遅いですよ、バネッサさん！」

そして、その救助を寸分違わずスピードと正確さで行なった者こそがバネッサだった

バネッサ「けど…

黒の暴牛のみんながアナタ達に目を掛けるのも
分かる気がしたわ

アナタ達が諦めなかったから私も来た…！！
私もアナタ達に乗っからせてもらおうじゃない！」

アスタ「……あざすっ！！」

糸を持ちながら妖艶に笑うバネッサにアスタは込み上げるようにお礼を言った

貴「ちゃんとお酒抜けてます？」

バネッサ「もっちろ～ん！
この戦い終わったら、一緒に飲んでもらうわよ」

貴「今回は喜んでお受けしますよ」

登場したバネッサに煽るように笑うAと妖艶な笑みで笑い返すバネッサ
目が合い、少し沈黙した瞬間吹き出すように二人は笑った

ブチブチブチッ

バネッサが拘束していたと思われる
ヴェットに巻き付けられていた糸が引きちぎられるような音がする

その音を聞いた者達は一斉にヴェットに目を向けた

ヴェット「こんなクモの糸如きモノで我を縛れるか」

糸を引きちぎり、今度は真っ直ぐ目の前にいるアスタ達を狙い攻撃を放ってくる

だがその攻撃もアスタ達には届かない
逆に、違う角度からヴェットに返されることになる

「あ～あ、まったくもー
みんな熱っついんだもんな～」

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