【7章】ルール変更 ページ31
sideなし
『三魔眼[サードアイ]』の一人、ヴェットの魔力を感知しその場所まで行こうと走るA
思った以上に場所は離れていたみたいで、Aは苦虫を噛み潰したような表情をしている
そんな中、先程バトルロワイヤルのルール説明をした時みたいに、何処からともなくヤミの声が海底洞窟に響き渡った
ヤミ「あーデスデス、おいバカヤロー共よく聞けー
今ゲームにヤベー乱入者が来ちまった
そいつは白夜の魔眼の幹部で
騎士団団長とタメ張る強さの野人みてーなヤツだ
それとそいつの部下っぽいのがそっちに三人
だがオレはなんやかんやあってそっちに行けねー
つまりテメーらで何とかしろ
いいか…
全員、今ここで限界を超えろ
死んだら殺すからな、以上__」
そう言ってヤミの声は途絶える
だが、この言葉を聞いていた者達の顔は引き締まる
一名めちゃくちゃ帰りたそうな顔をしている者がいたが、それは置いておこう
そしてヤミの言葉が途切れてすぐ大司祭の声も聞こえてきた
大司祭「ファッファッファ…!
まさかこんなドキドキハラハラなゲームが出来るとはのぅ…海底神殿の命運を懸けたゲームじゃチクショー
ゲーム内容変更じゃ、時間は無制限!
ゲームクリア条件は"白夜の魔眼チーム"を倒すこと
クリアに貢献した者には、大司祭の権限で可能な限り何でも望みを叶える!!!」
大司祭の言葉はそこで途切れた
走っていたAもヤミと大司祭の言葉を聞いて、その顔を笑みで染める
貴(死んだら殺すとか、死んだら殺せないし
命運を懸けたゲームとか、普通にメンドクセー
でも…
ここで行かなきゃ"正義の味方"なんて夢のまた夢
団長が今コッチに来れない状況なら、私達がやるしかない…ああ、やってやるよ)
拳に力を込めて、Aは先程よりもスピードを上げる。そして、前方から誰かもわからない魔力があることに気づく
「シャシャシャ、一人目ハッケーン!
オマエをオレの魔法で痛ぶってやるよー」
走った先にいる人物をその瞳に捉え足を止める。不気味に笑う男を見てAはため息をついた
貴(部下っぽいのが三人って団長が言ってたな、じゃあコイツがその内の一人か…とてつもないモブ顔だ)
「うーむ」といいながら男を見つめるAの事は気にせず、男はAに襲いかかる
「オマエのその顔を、痛みと絶望に染めてやるぜー」
【縄創成魔法"巨人の標縄"】
創り出された巨大な縄がAを襲う
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作者名:ソラ | 作成日時:2020年5月22日 11時