空に映る感情～ページ５～【ブラッククローバー】 (ページ28)

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【7章】姿の見えない敵ページ28

sideなし

Aの憶測通り
神殿バトルロワイヤルに参加させてもらえなかったヤミは、大司祭と一緒に戦っている人たちを見ながらそれをツマミにして飲んでいた

大司祭「おお？また一組ハチ合わせしたぞい

ホォホォ、アヤツとやるのはそちらの茶髪の女子(おなご)じゃぞい

あの女子、他の女子より胸は小さいが良い形の乳しておる」

大司祭の言葉を聞いてヤミはハチ合わせした組の映像を見る。確かに、神官魔導士とAが対峙したところが映し出されていた

大司祭「ファッファッ、あの女子には悪いがこの勝負もらったぞぉ
アヤツの魔法はちと、メンドーじゃからのう」

先程、黒の暴牛の面々に自分の神官魔導士が瞬殺された様を見ていたはずなのに大司祭はとても強気である

そんな大司祭を横目に見ながらヤミは言った

ヤミ「オイ、ジーサン
オレをこのゲームに参加させなかったのは
オレが強すぎるからっつったな」

大司祭「…？そうじゃが」

その言葉にヤミは面白そうに笑った

ヤミ「なら、アイツもココに残らせるべきだったな

オレには負けるが……

Aはつえーぞ」

ヤミの言葉に首を傾げる大司祭だったが、すぐに映像の方へと視線を向けた

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貴「やっと、ゲームスタートって感じだな」

Aが魔力を向けていた相手の方を向き魔導書［グリモワール］を構える

神官「おやおや、アタシが戦うのはこの娘かい」

貴(…姿が見えない？)

Aは確かに声のする方向に視線向けている。だが、その方向には誰一人として姿が見えない

貴「声はするのに姿見せないなんて、シャイなんですかー？」

神官「ハッハッハッ、娘、面白いねぇ
娘も気付いてるんだろう？もう、アタシの魔法にかかっているんだって」

貴「そうですねー、姿が見えないし、声しか聞こえない時点で魔法だとは思ってますけど」

笑いながら答えるAに神官は楽しそうに声を発した

神官「いいねぇ、その笑顔いつまでもつか

楽しみだよ！！」

貴(くるっ！)

Aは姿が見えない攻撃を次々と交わしていく、だが姿を捉える事はできない為ただ避けることしかできない

神官「姿が見えないのに躱せるなんて凄いじゃないか」

貴「そんなに話してていいんですかー？」

神官「…？何言っ__」

ガンッ

神官「……えっ？」

驚きの声を上げる神官にAは楽しそうに笑った

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