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【6章】期待の大きさ ページ12

side貴方


魔法帝との話も終わり、魔法騎士団本部を三人で出ようとしていた


ヤミ「オマエガチガチだったじゃねーかよ
ひょーきん君もキンチョーとかすんのな」

アスタ「誰がひょーきん君ですか!?」


いつも通りのゆるーい団長の言葉にツッコミをを入れた後、アスタは少し弱々しく笑った



アスタ「いやぁー、魔法帝とか自分がすげえって思ってる人から期待とかされんの経験なかったもんで」



アスタの言葉に私と団長は顔を見合わせる

その後、団長はいつも通りの真顔で
私は笑いながらアスタの背中を叩いた


アスタ「アウチ」


私と団長二人からだったので思った以上に痛かったのだろう、アスタの目は少し涙目だ



ヤミ「テメーならやれると思って黒の暴牛に入れてんだ…キリキリ働けや」

アスタ「…ハイっす!!」



団長の言葉の意味をちゃんと理解した様で、アスタは嬉しそうに大声で返事をした



貴「まあ、取り敢えずアスタが私のことをすげえって思ってないのは分かったわ〜

私も最初会った時の夜に、期待してるって言ってたのになぁ〜」

アスタ「あ、いや…ちが…そうじゃなくて…」

貴「慌てんな慌てんな、ちゃんと分かってるよ
アスタの憧れだもんな、魔法帝は」

アスタ「……ああ」



アスタの頭をわしゃわしゃと撫でる
初めて会ったやつに期待されんのと、憧れの人に期待されんのが違うなんて私にもわかる

私も、救ってくれて人に期待されたり、そもそも会えたらガチガチになるに決まってる



貴「ああ、そうだ
アスタ、この後ネアンの街行くだろ?
一緒に行くか?」


アスタ「あ!オレのローブ!!
おう、行く行く!!」



魔法帝からネアンの子供達が全員無事な事と
テレジアさんの目は覚めていないが、一命を取り止めたことは聞いている

目が覚めた時にお見舞いに行くべきだろうが、海底神殿の件でいつ出発か分からないから行ける時に行ってこようと思ったのだ


アスタの元気な返事を聞いた後、私とアスタはネアンへと向かった









.









.









.









貴「よっと、着いたな」

アスタ「近くにフィンラル先輩いたから、すぐに来れたな!!」



騎士団本部を出た後、運良くナンパしていたフィンラルさんを見つけたため想像よりも早くネアンに辿り着くことができた



「あっ、アスタだー」

「シスターね、目が覚めたんだよー」


アスタの近くに寄ってきた子供達の言葉で、私とアスタの顔に笑みが宿った



.

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作品ジャンル:アニメ
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作者名:ソラ | 作成日時:2020年5月22日 11時

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