【6章】確定？ ページ9
side貴方
赤髪さんの言葉に納得しか出来ず、口をポカンと開ける事しかできない
赤髪「オイ、変人女！ちゃんと聞いてたかぁ、オイ」
ポカンとしてる私の頭をぐしゃぐしゃにしながら問いかける声で、私は我に返った
貴「さ、流石ですね赤髪さん！口が悪いだけじゃないですね！！」
赤髪「舐めてんのかテメェ」
私の言葉に気を悪くした赤髪さんはさっき以上にグワングワンと私の頭を揺らす
人によっては酔うぞ、この揺れは
貴「じゃ、じゃあ、本当に魔法騎士団にいるって事しか分からないわけなんですね」
赤髪「そういうこったな」
「キヒヒヒ」と満足そうに笑いながら私の頭から手を離す赤髪さんを見ながら、私はガックシと肩を落とした
貴「ああ、でも良かったですね」
赤髪「あ？何がだよ」
私はまたぐしゃぐしゃになった髪を整えながら、思い出したように口に出す
貴「とりあえず、探してる人が魔法騎士団員ってことは確定してるんで
魔法騎士団に入ってない赤髪さんは私の探してる人じゃないって確定したじゃないですか
だから、良かったですねって」
赤髪「……そうだな」
貴「……？」
私の言葉に一瞬だけだが顔が強張った気がするのだが、どこか強張る要素あったか？
赤髪「つか、そんな大人数の首謀者がいた事件だったら結構大きい事件だろ
もしかしたら、オマエの事も覚えてんじゃねーのか」
私が赤髪さんに首を傾げてるのを察してはぐらかす為か、本当にそう思ってるのか分からないが話を変えてくる赤髪さん
んー、まあ確かにそう思ってた時期も私にもあったんだけど…
貴「実はですねー、6年前の私と今の私って全然違うんですよ
だから、事件を覚えていても私が助けた子だって気付いてもらえないと思いますし、下手したら信じてくれないかも」
赤髪「違うって…どんだけ違うんだよ…」
私の言葉に訝しげな表情を浮かべた赤髪さんが聞いてくる
貴「えっと6年前の私はですねー
身長は今より12cm低い154cm
髪も腰くらいまで伸びた長髪で
前髪も目が隠れるくらい長くて
格好もワンピースしか着てませんでしたね！
後、今はこんなヘラヘラしてますけど
昔は、無気力真顔がデフォルトでしたね」
今の私とどれだけ違うのかを言い切り、満足げに赤髪さんを見上げようとした瞬間に上から降ってきた手によって赤髪さんを見ることはできなかった
赤髪「オマエ……それは違いすぎるだろ…」
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神楽 - 読んでいてとても楽しいです。早く続きが読みたい❗️ (2022年7月15日 15時) (
レス) @page16 id: cb0290e542 (このIDを非表示/違反報告)
ソラ(プロフ) - コクマさん» あ、やっぱり気付きますよね（笑）一応意図的に似せてます！書きながら早くメレオレオナ団長出てこないかなーって思ってます（笑） (2020年5月18日 14時) (レス) id: d346541665 (このIDを非表示/違反報告)
コクマ(プロフ) - 快晴の怒りってなんかメレオレオレナの灼熱腕に似てますよね (2020年5月18日 13時) (レス) id: 63a31e3fb7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソラ | 作成日時：2020年5月17日 23時
