【6章】久々の登場 ページ7
side貴方
魔法帝からジャンビーヤナイフをもらってから数日経って、私は久しぶりの休みを城下町でブラブラと過ごしていた
ココにくる途中でノエルに「行きたい場所があるから連れて行け」と言われたが、私も用がある為申し訳ないがお断りした
え？城下町をブラブラしてるだけじゃないかって
大丈大丈夫、本当に用がある
誰に向けて思っているか分からない言葉を心の中にしまいながら、私は人気のない路地裏へと入る
貴「まーた、魔法騎士虐めてるんですか？
赤髪マスクさん」
路地裏を曲がったあたりで、魔法騎士を踏みつけている赤髪さんを見ながら私はそこへ近づいた
赤髪「あ？変なあだ名で呼ぶなった言ってんだろーがヘラヘラ変人女」
貴「なら貴方の名前を教えてくださいよー
あと、私の名前はAです」
赤髪さんが踏みつけている足をどけさせながら、中々名前を呼んでくれない赤髪さんに何度目か分からない自己紹介をする
赤髪さんと初めて会った日以来、意図せずにだが赤髪さんとは遭遇していた
というか、私が悲鳴を聞いて駆けつけてる時には赤髪さんが相手を倒して遭遇するっていうパターンがほとんどだ。その度に私は倒された相手を回収して王都の魔法騎士に預けていた
貴「で、今度はこの珊瑚の団員二人は何してたんですか？」
赤髪「……どっかの村を襲おうとしてる盗賊の手助けの作戦会議」
貴「…を聞いて、煽って返り討ちにしたと
了解です。いつも通りに私がこの人たち送り届けますね」
"卿雲の平穏"でいつも通り倒れてる二人の魔導書［グリモワール］を回収しながら、私は立ち上がった
赤髪「つか、今回はオレがココにいるって分かって来たみてーだが…何の用だ？」
貴「察しのいい男の人は好きですよー」
一通りの行動を終わらせて、私は赤髪さんに微笑んだ
貴「聞いてください、赤髪さん！！
私の探してる人の新情報があるんです
いつも赤髪さんに会う時突然すぎて、後処理に夢中になって言えてなかったんですけど
なんと、私の探してる人『魔法騎士団』にいるらしいんですよ！！」
顔を輝かせながらそういう私を見て
赤髪さんは心底うんざりとした目で私を見下ろした
貴「魔法騎士団にいるってことは魔法帝から聞いたんですけど、それ以上の言葉を教えてくれなくて
でも、魔法騎士なら今は結構それなりの地位にいると思いませんか？あの事件を一人で解決したくらいですし！！」
赤髪「……事件？」
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神楽 - 読んでいてとても楽しいです。早く続きが読みたい❗️ (2022年7月15日 15時) (
レス) @page16 id: cb0290e542 (このIDを非表示/違反報告)
ソラ(プロフ) - コクマさん» あ、やっぱり気付きますよね（笑）一応意図的に似せてます！書きながら早くメレオレオナ団長出てこないかなーって思ってます（笑） (2020年5月18日 14時) (レス) id: d346541665 (このIDを非表示/違反報告)
コクマ(プロフ) - 快晴の怒りってなんかメレオレオレナの灼熱腕に似てますよね (2020年5月18日 13時) (レス) id: 63a31e3fb7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソラ | 作成日時：2020年5月17日 23時
