【6章】そこに立つ意味 ページ47
side貴方
獣男の攻撃が団長に当たる前に、私は団長の背中に回り込む
キンッ
ありったけの魔力を握る剣に込めて、私は獣男の攻撃を防いだ
貴「団長…この獣男は私が相手します」
【天気魔法"晴雲の勇鬼"】
なんとか攻撃を防げたが、団長が防いでたら刀割れてたんじゃないか…
ヤミ「ああ？何カッコつけたんだよヘラヘラ女
だけど、危なかったわ。ありがとな」
貴「次、女性から来ますよ」
ヤミ「分かってんよ！」
団長と同じように後ろにいる三人を庇いながら、私たちは向かってくる攻撃を叩き切る
そして前方から来るは巨大な炎の球
貴(マジで頭おかしい…)
【精霊魔法"サラマンダーの吐息"】
リヒト「『憎悪』のファナ」
サラマンダーを肩に乗せる女性はひたすら「憎い」しか言っていない。もう頭も威力もおかしいだろうが
団長はライアの攻撃を
私はヴェットの攻撃を防ぐ
だが厄介なのは遠距離からくるサラマンダーの攻撃
貴「大丈夫です、団長？」
ヤミ「誰に向かっていってんだ、楽勝だっつーの」
大丈夫、大丈夫
絶対に、劣勢な時でも勝機は必ず訪れる
アスタ「ヤミ団長、A！！オレも…」
貴「来るな、アスタ」
ヤミ「そこ出んじゃねー！！」
私達がアスタ達を庇っていると知ったアスタが加勢しようと、団長の防御壁を越えようとする
だがそれを私と団長は静止した
貴「まさか私達の心配してる？」
ヤミ「100年はえーな…そこで見てろ」
貴「私が今ここで自分を超えるのを」
ヤミ「オレが今ここで限界を超えるのを」
私達は絶対に諦めない
諦めないから勝利を信じているから笑う
ここで笑えなきゃ"正義の味方"にもなれないしね
リヒト「…無駄だよ
彼らは一人一人が魔法騎士団より強い」
リヒトの言葉が終わった瞬間
『三魔眼［サードアイ］』が私たちに向けて強力な一撃を放った
アスタ「ヤミ団__」
ゴーシュ「A__」
.
.
「団長より強いって…？試してやろうかぁ！？」
貴「…なに…ごと？」
『三魔眼』の攻撃が私達に当たったと思った
だけどそんなことはなくて、私達の目の前には入団試験で見た方々がそこに佇んでいた
魔［マナ］と魔がぶつかった突風で私は後ろに尻餅をついてしまった
「面白そーな戦いやってんじゃねーかヤミィィ
ちょっと混ぜろや！！」
.
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神楽 - 読んでいてとても楽しいです。早く続きが読みたい❗️ (2022年7月15日 15時) (
レス) @page16 id: cb0290e542 (このIDを非表示/違反報告)
ソラ(プロフ) - コクマさん» あ、やっぱり気付きますよね（笑）一応意図的に似せてます！書きながら早くメレオレオナ団長出てこないかなーって思ってます（笑） (2020年5月18日 14時) (レス) id: d346541665 (このIDを非表示/違反報告)
コクマ(プロフ) - 快晴の怒りってなんかメレオレオレナの灼熱腕に似てますよね (2020年5月18日 13時) (レス) id: 63a31e3fb7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソラ | 作成日時：2020年5月17日 23時
