【6章】防ぎようのない攻撃 ページ44
side貴方
リヒトに一撃を放ったときの感覚が離れない
自分の体が勝手に動いてくれるような感覚
頭で考えるんじゃなくて自分の動きたい様に
好きにしたい様にさらけ出す感覚
貴(めっちゃ……気持ちよかった！！)
頭を空っぽにするのがあんなに視界が開けるなんて思いもしなかった。思考するのも大事だけど、この感覚は癖ついたらやめられない
まだ少しドキドキが収まらないけど、とりあえずまだリヒトの意識はあるみたいだしそっちに集中しなければ…
ヤミ「正解！！」
貴(何がっ！？)
またいつもの通り話を聞いていないせいで、何がなんだか分からなくなった。団長の戦闘方法について何かを当てたのだろうか
ヤミ「ところでどうした？
テメー回復魔法使えんだろ？
とっとと回復しろよ
まあ、回復してる隙に懐飛び込んで更にぶった斬っちゃうけど」
リヒトはボロボロになりながらも笑みを崩す事なく、前にいる団長を見据えている
リヒト「認めよう…君は二人目の私を倒す力を秘めた者だ
だが悪いが私は…君に手間取ってはいられないんだ
私にはまだ…この癒せない痛手を負わせてくれた
特異人物、魔法帝ユリウス・ノヴァクロノという最大の敵が残っているのだから」
リヒトは笑いながら魔導書［グリモワール］を開き巨大な光の球のようモノを創り出していく
貴(この魔力は…さっきの鞭の比じゃない
下手したら……死ぬ)
今までの魔法以上の魔力を感じ臨戦態勢をとったものの、この魔法を防ぐ手段が思い浮かばない
リヒト「今の私の最大の魔法だ
避けようのない速さ…先程の魔法で引き寄せても無駄な程広範囲・高出力の魔法だ
これが放たれた時が君の最後だよ
黒の暴牛団長！」
アスタ「んなワケあるかぁぁ！
ヤミ団長ナメんじゃねーぞぉぉ！！」
貴「いや、あれは無理だと思う」
ヤミ「いやアレはヤベーな」
アスタ「ええぇぇぇぇ」
アスタだけはリヒトが発してる魔力を感じることができない。だから、このヤバさが思った以上に理解できないのだろう
貴「どうするんです、団長？」
ヤミ「んー、5秒後のオレ任せた」
貴「………どうするんです」
ヤミ「オマエ、ちょっと黙ってろ」
とりあえず団長が防御態勢に入ってくれたが防げる気が全くしない
貴(だけどもし、私の憶測が正しいなら…)
私が回した思考の結果で導き出された答えを持った人物が来る事を信じて待つしかない
リヒト「待たせたね…終わりの刻だ！」
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神楽 - 読んでいてとても楽しいです。早く続きが読みたい❗️ (2022年7月15日 15時) (
レス) @page16 id: cb0290e542 (このIDを非表示/違反報告)
ソラ(プロフ) - コクマさん» あ、やっぱり気付きますよね（笑）一応意図的に似せてます！書きながら早くメレオレオナ団長出てこないかなーって思ってます（笑） (2020年5月18日 14時) (レス) id: d346541665 (このIDを非表示/違反報告)
コクマ(プロフ) - 快晴の怒りってなんかメレオレオレナの灼熱腕に似てますよね (2020年5月18日 13時) (レス) id: 63a31e3fb7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソラ | 作成日時：2020年5月17日 23時
