【6章】お呼ばれ ページ5
side貴方
ユリウス「やあやぁあ、よく来たねAくん
さ、座って座って」
団長に魔法帝から呼ばれていると言われた翌日、私は魔法帝の執務室で座ってお茶を飲んでいた
ニコニコと笑いながらいつも通り魔法について聞いてくる魔法帝の言葉を聞き流しながら、私はカップをテーブルに置いた
貴「で、今回は何用ですか？魔法帝」
呆れた顔を隠さずに魔法帝を見つめる私に、魔法帝が優しく微笑んだ
ユリウス「まず、『白夜の魔眼』についてだ」
微笑みながら本題に入る魔法帝の話を私は黙って聞く
ユリウス「君はあの時、アスタくんやレオポルドくんと一緒に『白夜の魔眼』と交戦していたらしいね
何か感じたことやわかる事はあったかい？」
貴「私が知っている情報はもう貴方が知っている情報だと思われますが…
『白夜の魔眼』は私達相手に魔導書［グリモワール］をあまり使いませんでした。ですが、一人一人が魔法騎士団に入れるレベルの魔力量があったと断言できます
現に、死霊魔法を使っていたラデスは『紫苑の鯱』の元団員だったみたいです
後分かるのは、空間魔法の使い手のヴァルトス
銀翼団長の魔法を防いだゲル魔法の使い手と
樹木魔法と風魔法の使い手もいました
奴らが私達に使っていた魔法はこのくらいで、後は何もわかる事はありませんでした」
ふむと私の話を聞いた後、魔法帝は真剣な眼差しで私を見る
ユリウス「この王都襲撃について、君はどう思う？」
真剣な魔法帝としての眼差しに一瞬だが怯んでしまう
だが、すぐに落ち着き私はその真剣な眼差しを見据えた
貴「詳しい事は分かりません
ですが、フエゴレオン団長が隙を作ってしまうような相手であり、魔障壁を張っていた護衛魔導士が失踪していたことから
確実に、魔法騎士に裏切り者がいると思われます」
今目の前にいるこの人にどんなはぐらかしも無意味
なら、私は包み隠さず思っていることを彼に伝えるしかない。この人の目には何が見えているのか分からないからな
ユリウス「……うん、私もそう思うよ」
私の言葉を聞いて、すぐにニコリと微笑みながら私の言葉を肯定する魔法帝
貴「いいのですか？私と貴方は、一団員と魔法帝
魔法帝が思っていても話して良いことと悪いことがあるのではないでしょうか？」
ユリウス「私も肯定するつもりはなかったけど
そんな真っ直ぐに見つめられたらね…
いつのまにか肯定してたよ」
そう言ってまた魔法帝は私に優しく微笑んだ
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神楽 - 読んでいてとても楽しいです。早く続きが読みたい❗️ (2022年7月15日 15時) (
レス) @page16 id: cb0290e542 (このIDを非表示/違反報告)
ソラ(プロフ) - コクマさん» あ、やっぱり気付きますよね（笑）一応意図的に似せてます！書きながら早くメレオレオナ団長出てこないかなーって思ってます（笑） (2020年5月18日 14時) (レス) id: d346541665 (このIDを非表示/違反報告)
コクマ(プロフ) - 快晴の怒りってなんかメレオレオレナの灼熱腕に似てますよね (2020年5月18日 13時) (レス) id: 63a31e3fb7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソラ | 作成日時：2020年5月17日 23時
