【6章】護るの意味 ページ29
sideなし
ゴーシュに迫る怪物の手を斬るアスタ
そして、もしもの時のために守るようにしてゴーシュを包む雲
ゴーシュの視界はその2つに目を奪われていた
貴「帰ってきたと思ったら1人で突っ走りすぎんじゃないか、ゴーシュ」
アスタ「オレ達仲間でしょーが！！
子供はAが護る！
オレはアンタを護る！アンタもオレを護る！
そうすれば無限に戦えますよぉー！！」
「ガハハハ」と笑うアスタを見ながらゴーシュは呆れたように笑う
ゴーシュ(…そーいやあの人も雑だったな)
ゴーシュは笑いながら、どこか懐かしむように過去のことを思い出している。それは、彼が『黒の暴牛』に入るきっかけになった出会い
ヤミ『テメーはテメーの護りてぇもん護ってりゃいいさ』
貴「君は君の護りたいもん護ってればいいよ」
ゴーシュ「……！」
後方から聞こえる言葉にゴーシュは耳を疑う
それかつて、自分をボコボコにした男が自分に言った言葉と酷似していた
貴「だけど、その護りたいもんに怒られてりゃ世話ないよな
自分のエゴだけを押し付けることを
護るとは言わねえんじゃねーの？」
だけどその後の言葉は全く違くて
『護る』とは一体何なのかゴーシュは自分に問う
マリー『人は繋がって生きてるんだよっ！？
みんながいるから今の私達があるんだよっ！？』
ヤミ『いつかそれが誰かの為になる』
妹を思って働いてきた
妹以外はどうなっても構わないと思ってきた
自分とマリーが幸せならそれで良いと、思ってた
ゴーシュ(…団長…アンタはいつかこうなることをわかってたのか？)
ゴーシュは自分の団の団長を思い浮かべて笑う
やはり彼にとっては『護る』対象は妹
そして、その妹が悲しまないために彼は戦う
妹が『護りたい』と思うものを彼は『護る』
それが彼の見つけた『護る』という言葉の意味
ゴーシュ「しょーがねぇな…
オマエらが死ぬとマリーが悲しむ…
護ってやるよ！！」
ゴーシュは鏡を手に持ちながら
上から目線だが、それでも真っ直ぐと力のこもった声で言った
アスタ「何偉そーに行ってんスかぁ！
仲間なんだから当たり前でしょーがぁーー！！」
貴「何さっきまで自分の攻撃全然効かなくて
止め刺されそうになってた人が上から目線でもの言ってんだー？」
ゴーシュ「テメークソガキ先輩への口のきき方がなってねーなコラ
クソ女、歳はテメーの方が上だが魔法騎士ではオレの方が先輩だかんな敬え」
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神楽 - 読んでいてとても楽しいです。早く続きが読みたい❗️ (2022年7月15日 15時) (
レス) @page16 id: cb0290e542 (このIDを非表示/違反報告)
ソラ(プロフ) - コクマさん» あ、やっぱり気付きますよね（笑）一応意図的に似せてます！書きながら早くメレオレオナ団長出てこないかなーって思ってます（笑） (2020年5月18日 14時) (レス) id: d346541665 (このIDを非表示/違反報告)
コクマ(プロフ) - 快晴の怒りってなんかメレオレオレナの灼熱腕に似てますよね (2020年5月18日 13時) (レス) id: 63a31e3fb7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソラ | 作成日時：2020年5月17日 23時
