【6章】あのバカはどこへ ページ25
side貴方
私の言葉と表情を見てテレジアさんは頷く
【炎創成魔法"導きの灯魔豹"】
テレジア「さぁ、そいつに乗って順番にお逃げ！」
テレジアさんの詠唱で現れた優しい炎の豹が次々と子供達を乗せていく。定員になると豹は出入口に向かって駆ける
だが、その豹を狙ったわけじゃなさそうだが上から岩が落ちていくのが見える
【天気創成魔法"降雹の苦痛"】
私はその岩に向けて氷柱を飛ばす
この場を動くことはできないが、攻撃ができないわけじゃない
貴(だけどどうする…？
子供達を全員避難させたとして、あの泥の怪物と少女の魔法…
まず、あのゲル魔法ってやつはゴーシュの攻撃をねじ曲げた
ということは、"降雹の苦痛"で遠距離攻撃したとしても吸収されるかねじ曲げられて終わり
しかしテレジアさんの攻撃によって、強力な一撃ならどうにかすることができることはわかった
あの泥の怪物は？
魔力が膨れ上がっている以外はただ暴れてるようにしか見えない
でもあいつの泥の性質によって捕らえることは出来なさそうだ
だが意識がないのなら、あれは魔法でできた怪物
魔法なら…)
バンッッ
目の前にいた泥の怪物を自慢の大剣で叩き切る男に私は笑う
アスタ「オマエはまだ何の責任も取ってねぇ！！
それまでは死なせん！！」
貴(アスタなら、あの怪物をどうにかできる可能性がある
そして、ゲル魔法は私の"快晴の怒り"で叩き潰す
…まぁでも、あのバカが帰ってくる方が早いかな？)
私がどっか行ってしまったもう1人の仲間のことを考え笑ってしまうが、今の彼は私たちの言葉より妹ちゃんやその年代の子達に何か言われた方が響くだろう
「お姉ちゃん…」
戦いの音が怖いのか私に縋り付いてくる子供達の頭を撫でながら、私は優しく微笑んだ
.
.
アスタ「つーか弟殺そうとかどんだけだよこのバカタレがぁー！」
貴「アスタ、ソイツはもう意識はない！
どういう原理かは知らないが、さっき射された注射の効果で膨大な魔力を得る代わりにただの怪物になっちまってる」
アスタ「んだよそれ！？
でも、オレの剣は効くみてーだからこのまま一気に畳み掛け__」
アスタが大剣を構えた瞬間、泥が暴発したかのようにアスタを襲う。形を成さないなら、それはもう本当にただの怪物だ
少しばかりめんどくさい状況だが、この状況をどうするか私はひたすらに思考を巡らせた
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神楽 - 読んでいてとても楽しいです。早く続きが読みたい❗️ (2022年7月15日 15時) (
レス) @page16 id: cb0290e542 (このIDを非表示/違反報告)
ソラ(プロフ) - コクマさん» あ、やっぱり気付きますよね（笑）一応意図的に似せてます！書きながら早くメレオレオナ団長出てこないかなーって思ってます（笑） (2020年5月18日 14時) (レス) id: d346541665 (このIDを非表示/違反報告)
コクマ(プロフ) - 快晴の怒りってなんかメレオレオレナの灼熱腕に似てますよね (2020年5月18日 13時) (レス) id: 63a31e3fb7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソラ | 作成日時：2020年5月17日 23時
