【6章】泥の怪物 ページ24
side貴方
バロと少女の会話に嫌な予感がしてならない
貴「おい、そこの2人一体何の話をしてるんだ！？」
自分の"勘"はよく当たる
なら、今回もそのはずだ。だけど、嫌な予感はしてもそれが何を示しているのかは私にはわからない
私は会話をしている2人に叫ぶが、少女は怪しい笑みで笑いながらどこから出したのかわからない注射器を取り出した
「あらあら〜、早くしないと邪魔されちゃ〜う
それじゃあ__えいっ」
私の言葉に反応を示していたが
行動は止めずに少女はバロの首筋にその注射器を射し込んだ
バロ「グヒィァァアアアアア」
貴・アスタ・テレジア「「「………！？」」」
「バロ兄ちゃん！！」
少女に注射器を射された瞬間、バロは悲鳴をあげたかと思えばうめきだし…
__謎の泥の怪物へと姿を変えた
貴(魔力が…膨れ上がってく！？)
姿を変えたバロの姿に言葉を失ってしまうが泥がこちらに来ないように、"卿雲の平穏"を頭上だけじゃなく地面にも広げる
貴(ダメだ…私の魔法で子供達全員包み込めたとしても、あの怪物の魔法を吸収し切れるかどうかわからない
…少しでも子供達を安全な場所に避難させないと)
まだまだ膨れ上がっていく泥の怪物に顔をしかめる
あの膨れ上がる魔力に攻撃された時を想定して、"卿雲の平穏"が耐えれる自信はない
それにあんな化け物を子供達に見せる方が教育に悪い
私の状況や顔を見て色々と察してくれたテレジアさんが、アスタとゴーシュに向かって呼びかけてくれる
テレジアさんの言葉を聞いたアスタは強く頷いてこちらに向かってきてくれるが、ゴーシュは妹ちゃんだけを抱えるとそのまま出入り口の方へと向かってしまった
アスタ「えっ！？ゴーシュ先輩__」
ドゴォ
ゴーシュの行動に驚くアスタの近くに泥の怪物は攻撃を仕掛ける
怪物はもう意識がないのかいたる場所を殴って暴れている。そのため、私は子供達を守るために"卿雲の平穏"を解くことはできない
テレジア「何が起こったんだい！？
あんなデカイの手に負えないよ」
テレジアさんも飛び散る石や岩達を魔法で砕いてくれている。だが、確かに少女はバロに何をしたんだ？
テレジア「とにかく子供達を逃さないとね…
A！まだ耐えられるかい？」
貴「怪物の攻撃さえ当たらなければ大丈夫です！」
テレジアさんの言葉に力強く答え、私は目の前にいる怪物を見据えた
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神楽 - 読んでいてとても楽しいです。早く続きが読みたい❗️ (2022年7月15日 15時) (
レス) @page16 id: cb0290e542 (このIDを非表示/違反報告)
ソラ(プロフ) - コクマさん» あ、やっぱり気付きますよね（笑）一応意図的に似せてます！書きながら早くメレオレオナ団長出てこないかなーって思ってます（笑） (2020年5月18日 14時) (レス) id: d346541665 (このIDを非表示/違反報告)
コクマ(プロフ) - 快晴の怒りってなんかメレオレオレナの灼熱腕に似てますよね (2020年5月18日 13時) (レス) id: 63a31e3fb7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソラ | 作成日時：2020年5月17日 23時
