【6章】紅蓮の女豹 ページ23
side貴方
アスタを見ていたもう1人…テレジアさんがゆっくりと立ち上がり魔導書［グリモワール］を開いた
テレジア「A、子供達を頼むよ」
貴「は、はい」
先程までの強さの中にある優しい雰囲気が全くなく、今私の目の前を歩くテレジアさんはただただ強い雰囲気を己に纏わせていた
貴(えー、テレジアさんって何者？
ただのシスターじゃないのー！？)
そんなテレジアさんに驚きを隠せないが、テレジアさんに任せて大丈夫だと感じとり
私はテレジアさんとアスタの方を眺めた
「そいじゃちょっと小指の爪もらうね〜」
アスタ「やめろぉーーー！」
【炎魔法"煌炎の十字架"】
テレジアさんの魔法の詠唱が終わると
少女が生み出した粘液の動物を焼き尽くす
そしてそのまま、テレジアさんはアスタの元まで走り押し倒す少女に攻撃を喰らわそうとする。しかし残念ながら、攻撃は少女には当たらず避けられる
少女はそのまま後ろへと飛んだ
テレジア「そこまでだよ…この子はわたさない！」
「ありゃ〜、サラマンくんが溶かされちゃった」
堂々とした立ち振る舞い
だが、そんなテレジアさんの表情がさっきよりイキイキとしているようにしか見えない
アスタ「バーチャン、強かったんスね！」
貴(…強いというか、場慣れしている
…戦いに慣れている
魔法の威力もそうだけど、思考と行動に一切の迷いがない)
テレジアさんの動きに自然と笑みが溢れてしまう
シスターってだけの肩書きじゃないなんて面白すぎるじゃないか
テレジア「腐っても元・魔法騎士団！！
紅蓮の女豹・テレジアたぁ私のことよ！！」
アスタの言葉を聞いたテレジアさんは勢いよくアスタに振り返ると、大声で高々と言葉を口にするテレジアさんに私とアスタは一瞬固まった
貴・アスタ「「えっ！？元魔法騎士団！？」」
あまりの驚きで違う場所にいるが、アスタと私の言葉が重なる
アスタ「紅蓮って…じゃあフエゴレオン団長とか知ってるんスか！？」
テレジア「フエゴ…ああフエ坊ね
宮廷に仕えてた頃あの子の教育係だったのさ私は
とんだ鼻タレ小僧だったけど立派になるもんだよ」
貴・アスタ((想像つかなさすぎる))
だがしかし、テレジアさんの強さの理由や場慣れ感には納得できた。元魔法騎士団ならそりゃあ強いはずだ
テレジアさんとアスタが会話をしている間に
なぜか向こうの少女とバロが不穏な会話をしている気がしてならない
すごく、嫌な予感だ
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 119人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「原作沿い」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
神楽 - 読んでいてとても楽しいです。早く続きが読みたい❗️ (2022年7月15日 15時) (
レス) @page16 id: cb0290e542 (このIDを非表示/違反報告)
ソラ(プロフ) - コクマさん» あ、やっぱり気付きますよね（笑）一応意図的に似せてます！書きながら早くメレオレオナ団長出てこないかなーって思ってます（笑） (2020年5月18日 14時) (レス) id: d346541665 (このIDを非表示/違反報告)
コクマ(プロフ) - 快晴の怒りってなんかメレオレオレナの灼熱腕に似てますよね (2020年5月18日 13時) (レス) id: 63a31e3fb7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ソラ | 作成日時：2020年5月17日 23時
