【6章】ちょっと一息 ページ3
side貴方
あの後、魔法帝は王都襲撃を反クローバー王国のテロリストによるものと断定し
今後も断固たる意志で戦っていくと表明した
敵侵入の原因は、王都の魔法障壁を張る一部の護衛魔導士が失踪していたためだった
魔法帝はこの事実を公にすることはなかったが
何人かの者達なら気付いていることだろう
貴(王都の魔導士に、裏切り者がいる)
色々な暗い影を落とした王都襲撃だったが
私達はやっと、『黒の暴牛』のアジトに帰ってくることができた
というか、帰りで金色の3人に会って何故かユノくんの風魔法ぶっ放されて死にかけた。アスタがいたから当たる事はなかったんだけど…
別れ際に頬を染めながらアスタを見ていたミモザちゃんが、最後には私を見ていた気がするが…アレはなんだったんだろうか？
てなわけで
貴・アスタ・ノエル「「「ただいまー！」」」
ヤミ「おー、よく帰ってきたな馬鹿共」
アジトについた事により安心して力が抜けたのが、ノエルとアスタは広間にあるソファで一息ついていた
流石に体力馬鹿のアスタでもあの戦いで、体力的にも精神的にも消耗してたようでグデーっとしている
ヤミ「つか、オマエら何？なんか巻き込まれないと済まないわけ？」
貴「巻き込まれたくて巻き込まれてるわけじゃないですよ
それに、今回のことに関しては魔法帝が私達を戦功叙勲式に招いたのが始まりですし…
……まぁ、行ったからこそ助けることができた命がありま___」
自分の言葉が言い終わらないうちに、フエゴレオン団長の事を思い出してしまった
私の言葉や表情で何かを悟ったらしい団長だったが、黙ったまま何も喋る事はなかった
マグナ「いやぁ〜、任務疲れた疲れた！！」
そんな空気をぶち壊すように、任務に行っていたマグナとラックの笑い声が扉の方から聞こえてきた
アスタ「お帰りなさいっス！！マグナ先輩、ラック！」
いつのまにか元気になっていたアスタもソファから飛び降りて、マグナトラックの元へ駆けている
マグナ「お！アスタ、オマエも帰ってたか大変だったな！だがこれからはオレの時代だぜー」
アスタ「オレ、王都のいざこざでの活躍が認められて
臨時の戦功叙勲で三等下級魔法騎士になりました」
マグナ「ええぇぇぇぇ」
駆け寄ったのはいち早く等級が上がったのを知らせたかったかららしく、自慢げに笑いながらマグナ達に笑いかけるアスタ
そんなアスタの言葉に驚きで叫ぶマグナの声がアジトに響いた
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神楽 - 読んでいてとても楽しいです。早く続きが読みたい❗️ (2022年7月15日 15時) (
レス) @page16 id: cb0290e542 (このIDを非表示/違反報告)
ソラ(プロフ) - コクマさん» あ、やっぱり気付きますよね（笑）一応意図的に似せてます！書きながら早くメレオレオナ団長出てこないかなーって思ってます（笑） (2020年5月18日 14時) (レス) id: d346541665 (このIDを非表示/違反報告)
コクマ(プロフ) - 快晴の怒りってなんかメレオレオレナの灼熱腕に似てますよね (2020年5月18日 13時) (レス) id: 63a31e3fb7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソラ | 作成日時：2020年5月17日 23時
