【5章】魔法帝登場 ページ10
side貴方
そんなわちゃわちゃとした会話をしながら道なりを歩いていたら、指定されていた場所付近に到着した
クラウス「確かこのあたりのはず…」
到着したため、それらしき魔法騎士がいないか辺りを見渡すクラウスだがのんきな声によってその場所はすぐに分かった
ユリウス「こっちだよ〜
やあやあ、いらっしゃい若者達よ」
声のした方を一斉に向いた瞬間、私達下民三人以外の三人は目を見開きすぐさま跪いた
クラウス「こっ、これは…まさか貴方様直々に」
アスタ「誰だ？このハデなオッサン」
本気で分かっていないアスタがすっとんきょうなことを言っている横で、黒髪くん…ではなくユノくんも首を傾げながら魔法帝を見ていた
ちなみに私は膝を折るのが面倒なので後ろの方で欠伸してます
クラウス「馬鹿者ォォ！！
この方は現魔法帝
ユリウス・ノヴァクロノ様だぁぁ」
クラウスの言葉を聞いてアスタとユノくんは少し時間をかけてその言葉を理解した
アスタ「ええぇぇぇぇ！！！」
少し間をおいて、アスタの叫び声があたり一体にこだました
.
.
場所を少し移し、魔法帝に魔宮［ダンジョン］の事を報告してユノくんに与えられたと思われる古代の魔法を魔法帝に見せている最中だった
ユリウス「よくぞ手に入れたね！
この魔法が恐らくあの魔宮の最重要遺物だ！」
魔法帝がユノくんの魔導書［グリモワール］に刻まれていた文章を確認し、嬉しそうにそう言った
きっと心中、その魔法が見たくてたまらないのだろうな
ユリウス「ねえねえ！この魔法使ってみせてくれないかい！？頼むよ」
というか、まあ堂々とユノくんに頼んでいた
自分の心を押さえるという事を知らないなこの人は
私が呆れた表情を魔法帝に向けていると、ユノくんは申し訳なさそうに「今は使えない」ことを話していた
その言葉を聞いて残念そうに肩を落とす魔法帝だが、すぐに優しい表情に戻りユノくんに魔導書を返しながら言った
ユリウス「今言えるのは…
この魔法は君と共に成長し
いずれとてつもない力になるということ
大切にするんだよ」
ニコリとユノくんに微笑んだのも束の間
次にアスタが迫るように魔法帝に自分の魔導書を見せつけた
アスタ「魔法帝っ！！
オレの魔導書にも変な文章出たんス」
キラキラした瞳のアスタと、興味深そうにアスタの魔導書をみる魔法帝は真剣な表情になり
ユリウス「これはっ……全く読めない…！！」
.
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ソラ(プロフ) - 蘭さん» コメントありがとうございます！！面白いと言ってもらえて光栄です！！頑張って更新しますので、気ままに見ていってくださいね (2020年5月17日 16時) (
レス) id: d346541665 (このIDを非表示/違反報告)
蘭 - 続き見たいです！凄い面白かったです！ (2020年5月16日 20時) (レス) id: b5eb63bfb4 (このIDを非表示/違反報告)
ソラ(プロフ) - コクマさん» わぁー、ごめんなさい！言いたいのですが物語のネタバレにもなってしまうのでココでは言えないです(´；ω；`)でも、物語で明らかになるので気長に待っていてくれると嬉しいです！ごめんなさい (2020年5月16日 13時) (レス) id: d346541665 (このIDを非表示/違反報告)
コクマ(プロフ) - ベルフェゴールの能力は何ですか？ (2020年5月16日 12時) (レス) id: fad2b36f68 (このIDを非表示/違反報告)
ソラ(プロフ) - 茶茶さん» ありがとうございます！！そう言っていただけると本当に嬉しいです(*^^*)更新頑張ります！！ (2020年5月16日 12時) (レス) id: d346541665 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソラ | 作成日時：2020年5月14日 16時
