【5章】終戦と始まり ページ42
side貴方
あの後、警備体制を整えたり妨害されていた通信魔法を修復したりと色々あった
そんなこんなで、一応全ての指揮系統を見直し足りないところに増員を送りなんとか一通りのことを終えることができた
今回遭遇した魔法騎士達は、フエゴレオン団長が運び込まれた医療棟前に集まり報告を聞きながら一息ついていた
ミモザ「フエゴレオンさん…レオさん…」
貴「フエゴレオンさんはなんとか一命取りとめたらしいけど、やっぱ心配だよな」
ミモザ「はい…それに……アスタさんも」
ノエル「……」
アスタの名が出た瞬間に、一気にアスタを知るメンバーの顔が暗くなる。だが、私は気にせずケラケラと笑った
貴「アハハ、アスタなら大丈夫だって！
もしかしたら、意外とすぐな帰ってきたりとか__」
ヴンッ
何かすごい魔力と音ともに、私達魔法騎士達の目の前にあっけらかんと笑う魔法帝がそこにいた
ユリウス「やあ、みんなご苦労様」
王都襲撃が本当にあったのか？と疑ってしまうほどいつも通りの笑顔を私達に向けている魔法帝
その片腕には、丁度話に出ていたアスタが抱えられていた
ノエル・クラウス「「アスタ！？」」
ミモザ「アスタさん！？」
貴(意外と早く帰ってくるかもー、って言おうとしたら本当に帰ってきたーワタシッテスゴーイ)
帰ってきたアスタにわちゃわちゃと駆け寄り、安心した顔を見せる皆に笑顔が溢れる
貴「アスタ！」
アスタ「ん？どうした、A」
貴「おかえり」
なぜか久しぶりに感じるアスタの頭を撫でながら
私は帰ってきたアスタに笑いかける
アスタ「おう！ただいま」
そしていつも通り、私の手を受け入れながら純粋な笑顔でアスタも笑った
私達はというか、その場にいた団長達が王都襲撃時の状況や何があったのかを魔法帝に報告した
特に、フエゴレオン団長が倒れたことについては魔法帝は心を痛めており苦痛の表情を露わにしていた
そして魔法帝は皆に伝えるように言葉を紡ぐ
ユリウス「魔法騎士団に求められる事は一つ
…王国の平和だ
その為には我々はすべてをかけて戦いつづけよう」
皆がその言葉に頷き、魔法帝に敬礼する
この戦いでそれぞれ思うことがあったのだろう
襲撃を思い出しながら、悔しそうに話す者もいた
だからこそ強くなるとその場にいる者達が
魔法帝に誓った
そして
それぞれの想いを抱き終戦したこの戦いは
これから始まる戦いの最初の一歩にすぎなかった
.
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ソラ(プロフ) - 蘭さん» コメントありがとうございます！！面白いと言ってもらえて光栄です！！頑張って更新しますので、気ままに見ていってくださいね (2020年5月17日 16時) (
レス) id: d346541665 (このIDを非表示/違反報告)
蘭 - 続き見たいです！凄い面白かったです！ (2020年5月16日 20時) (レス) id: b5eb63bfb4 (このIDを非表示/違反報告)
ソラ(プロフ) - コクマさん» わぁー、ごめんなさい！言いたいのですが物語のネタバレにもなってしまうのでココでは言えないです(´；ω；`)でも、物語で明らかになるので気長に待っていてくれると嬉しいです！ごめんなさい (2020年5月16日 13時) (レス) id: d346541665 (このIDを非表示/違反報告)
コクマ(プロフ) - ベルフェゴールの能力は何ですか？ (2020年5月16日 12時) (レス) id: fad2b36f68 (このIDを非表示/違反報告)
ソラ(プロフ) - 茶茶さん» ありがとうございます！！そう言っていただけると本当に嬉しいです(*^^*)更新頑張ります！！ (2020年5月16日 12時) (レス) id: d346541665 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソラ | 作成日時：2020年5月14日 16時
