【5章】大人じゃねーよ ページ41
side貴方
そこにいる者達がフエゴレオン団長の身を心配してる中、ある場所だけは違う反応を示していた
ソリド「団長ともあろう者が…ざまぁ無いなぁ…
ヴァーミリオン家も落ちたもんだ…同じ王族として恥ずかしいね」
ノエル「ソリド兄様……何てことを…」
声のした方向に私は無言で向かう
ゲラゲラと笑うその声が本当に煩わしい
声を発した男の前にたち私はニコリと笑った
ソリド「あぁ、何だよ下民？
何か間違ったことを言ったかよぉぉ」
貴「貴方様がどう思うかは私には知りません、知りたくもありません
ですが、言葉を発する時は時と場所を考えた方が良いですよ」
ソリド「はぁ？オレがいつ言葉を口にしようがお前には関係ねえだろうがぁ」
笑顔を濁すことなく笑いかける私に、顔をしかめるノエルの兄
貴「では、話を変えましょう
貴方はこの戦いで何を得ましたか？
何を感じましたか？」
自分の言葉に何も疑問抱かないこの男に構う必要性なんてない
ソリド「得るとか感じるとか何言ってんだぁ？
あ、失ったもんならあるなぁ！
『紅蓮の獅子王』の団長さんをよぉぉ」
言葉の通じない相手と会話をしても時間の無駄
貴「では、その失ったものを見て貴方様は何も思いませんか？」
だけど
ソリド「思うわけなんてねぇだろうがぁ」
探してるあの人じゃないとしても
私の恩人を悪く言う奴を許せるほど
大人じゃねーよ
ガシッ
目の前にいる男の胸ぐらを掴み、自分の顔の近くまで寄せる
先程、その顔に笑みが宿ってたのが嘘のように怒りで表情を歪めて男に行った
貴「王都を襲撃されて、相手の空間魔法にも捕まって、魔法騎士団団長も敵の前に倒れた
この状況で何も感じず笑えるお前に笑いが出る
魔法騎士なら、自分に起きた事柄を分析し前に進め
進む気がないのならそこにいるんじゃねえ
邪魔だ…どいて隅っこで丸くなってろ
前に進もうとしてる奴らの邪魔してんじゃねえぞガキが」
最後にキツく睨んだ後、掴んだ胸ぐらを離す
離した拍子で男は尻餅をついていたが、気にせずノエルの元へと戻る
男と話をしていて気づかなかったが、私たちの話は思った以上にここにいる全員に聞こえてたようで
ヘラヘラしている私があんな表情や雰囲気をだしたのに驚いているように見えた
私の向かう先で心配そうに見ていたノエルに
私はまた優しく笑いかけた
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ソラ(プロフ) - 蘭さん» コメントありがとうございます！！面白いと言ってもらえて光栄です！！頑張って更新しますので、気ままに見ていってくださいね (2020年5月17日 16時) (
レス) id: d346541665 (このIDを非表示/違反報告)
蘭 - 続き見たいです！凄い面白かったです！ (2020年5月16日 20時) (レス) id: b5eb63bfb4 (このIDを非表示/違反報告)
ソラ(プロフ) - コクマさん» わぁー、ごめんなさい！言いたいのですが物語のネタバレにもなってしまうのでココでは言えないです(´；ω；`)でも、物語で明らかになるので気長に待っていてくれると嬉しいです！ごめんなさい (2020年5月16日 13時) (レス) id: d346541665 (このIDを非表示/違反報告)
コクマ(プロフ) - ベルフェゴールの能力は何ですか？ (2020年5月16日 12時) (レス) id: fad2b36f68 (このIDを非表示/違反報告)
ソラ(プロフ) - 茶茶さん» ありがとうございます！！そう言っていただけると本当に嬉しいです(*^^*)更新頑張ります！！ (2020年5月16日 12時) (レス) id: d346541665 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソラ | 作成日時：2020年5月14日 16時
