【5章】新手と獣 ページ37
side貴方
人数は敵より優勢で、力もこちらが押している
交戦している2人を捕らえられると考えたその瞬間に、男の声が場に響いた
「あの方からの報を受けて来てみれば…
この様な者共を相手に…情けない」
言葉と共に現れたのは5人
ノエル(……何て…突き刺さる様な冷たい魔力)
レオポルド(新手！？それも5人も…！？)
貴(1人1人が膨大な魔力を持ってる…また劣勢かよ)
私は一先ず、アスタ達がいる地上におり新手の5人を見渡す
貴(まあでも、劣勢なんて初めてじゃないし
上手く立ち回れば相手できない人数でも強さでもない)
私は口角が自然と上がるのを感じる目を光らせる
ジッ
この状況を少し楽しく感じていると、アスタのところから体を切る音が聞こえる
何だと思い、アスタの方に目を向けると私と同じくらの笑顔を相手に向けていた
アスタ「こちとら…生まれた時から逆境なんだよ！
何人来ようが…何が起きようが
全部撥ね除けてやらあ！！！」
アスタが力強く剣を握るのと同時に私も両手に"剣"を構えた
「この数を前におかしくなったか…？」
「何でもいいさ今から死ぬヤツだ…」
四方から飛ぶ攻撃達を、フエゴレオン団長とノエルを庇う様にして撥ね除ける
その中でも、魔法を打ち消したアスタの剣には新手の5人も驚きを隠せないらしい
「あ〜コイツか〜、あの方の言ってた反［アンチ］魔法の…！」
1人だけアスタを見て妖しく笑う者がいたが、相手の攻撃に集中していたため私達が気づくことは出来なかった
【炎魔法"爆乱焔"】
足元から現れる火球によって応戦するレオくんも戦う意思は折れていない
レオポルド「兄上をあのような目に遭わせたオマエらを、オレがのさばらせておくわけがないだろう…！
オレも混ぜんか！！我がライバル達よーー！」
貴「ああ、勝手に混ざりなよレオくん！」
相手を翻弄する様に踊りながら剣を振るう私は、叫ぶレオくんに笑いながらそう答える
新手5人だったが、私たち3人も全然負けていない
というか、すっごいボロボロのアスタとレオくんの気迫が凄まじすぎる
まぁ、目の前でフエゴレオン団長が倒れたのだ…落ちつけと言われる方が無理な話だろう
(手負いの獣ほど手強いというか…コイツらは…
__危険だ
そして、それ以上に我らを圧倒するあの女
何者だ…！？)
私の目の前にいた1人が後ろに飛び魔力を溜める
「ターゲットではなかったが…
今ここで殺す！！」
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 90人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「原作沿い」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ソラ(プロフ) - 蘭さん» コメントありがとうございます！！面白いと言ってもらえて光栄です！！頑張って更新しますので、気ままに見ていってくださいね (2020年5月17日 16時) (
レス) id: d346541665 (このIDを非表示/違反報告)
蘭 - 続き見たいです！凄い面白かったです！ (2020年5月16日 20時) (レス) id: b5eb63bfb4 (このIDを非表示/違反報告)
ソラ(プロフ) - コクマさん» わぁー、ごめんなさい！言いたいのですが物語のネタバレにもなってしまうのでココでは言えないです(´；ω；`)でも、物語で明らかになるので気長に待っていてくれると嬉しいです！ごめんなさい (2020年5月16日 13時) (レス) id: d346541665 (このIDを非表示/違反報告)
コクマ(プロフ) - ベルフェゴールの能力は何ですか？ (2020年5月16日 12時) (レス) id: fad2b36f68 (このIDを非表示/違反報告)
ソラ(プロフ) - 茶茶さん» ありがとうございます！！そう言っていただけると本当に嬉しいです(*^^*)更新頑張ります！！ (2020年5月16日 12時) (レス) id: d346541665 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ソラ | 作成日時：2020年5月14日 16時
