【5章】合流 ページ35
side貴方
自分の考えに違和感を覚えたが、私はひたすらアスタ達のいる方向へと向かう
少しして他の風景よりも一際ゾンビらしきものが多く、建物が破壊されているところが見えてきた
誰の魔力かとか、量とかの感知はできないけどなんか凄い量の魔力は感じる
大雑把すぎる感知能力で泣きそうになるけど、早くアスタ達に合流しなくては…
貴「………え？」
また少し魔力を込めてスピードを速め、見えてきた光景に私は目を疑ってしまった
まだ少し遠いが見間違えるはずがない
フエゴレオン団長が血を流し地面に倒れている
衝撃のあまりいつのまにか私は上空にとどまっており、その場で呆然としてしまっていた
そんな私を我に返したのは、フエゴレオン団長に近づき止血を始めるノエルの姿
貴(……馬鹿か、私は
ノエルが冷静に状況を見て動いているのに
私がこんな所で呆然としてて良いわけないだろ！！)
自分の頬をペチペチと叩き、私はまた猛スピードでその場に駆ける
貴(首謀者達の目的はフエゴレオン団長だったのか
でも、魔導書［グリモワール］の形は成したままだし、見てる分にはフエゴレオン団長を倒せる様な奴があそこにいる様に見えない
何があったんだ？)
分からないことは考えても仕方ないと結論づけ、私はただ速くアスタ達の方へと向かいアスタがいる上空近くまで来た
だが、それよりも速く
私の視界にいる敵2人は空間魔法で撤退しようとしている
貴(間に合わないっ！
だけど、逃すわけにはいかない…どうする、どうする？)
ひたすらこの状況で出来うる最善を見つけるために、思考を回す
そして私はアスタの持つ剣に目を止めた
貴「剣を投げろっ！！アスタ！」
アスタ「ああ！オレも考えてたよ！！」
私と同じ考えを持っていたアスタの反魔法の剣が
目の前にいる敵を包もうとしている
空間魔法を打ち消す
「「何！？」」
アスタの目の前にいる敵と建物の上に乗っている敵が、アスタの行動に驚く
だが、その驚きで隙を作る敵2人を放っておく気はない
アスタは目の前にいる敵に向かって走り込み
投げていないもう一つの剣で相手の顔目掛けて振り下ろす。咄嗟に避けた相手だが、顔の頬辺りに切り傷が出来ている
そして私は上空から建物の上にいる敵に近づき
"快晴の怒り"で拳を振るうが、後一歩のところで相手の空間魔法で避けられてしまった
貴「さて、この状況説明してもらおーか」
.
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ソラ(プロフ) - 蘭さん» コメントありがとうございます！！面白いと言ってもらえて光栄です！！頑張って更新しますので、気ままに見ていってくださいね (2020年5月17日 16時) (
レス) id: d346541665 (このIDを非表示/違反報告)
蘭 - 続き見たいです！凄い面白かったです！ (2020年5月16日 20時) (レス) id: b5eb63bfb4 (このIDを非表示/違反報告)
ソラ(プロフ) - コクマさん» わぁー、ごめんなさい！言いたいのですが物語のネタバレにもなってしまうのでココでは言えないです(´；ω；`)でも、物語で明らかになるので気長に待っていてくれると嬉しいです！ごめんなさい (2020年5月16日 13時) (レス) id: d346541665 (このIDを非表示/違反報告)
コクマ(プロフ) - ベルフェゴールの能力は何ですか？ (2020年5月16日 12時) (レス) id: fad2b36f68 (このIDを非表示/違反報告)
ソラ(プロフ) - 茶茶さん» ありがとうございます！！そう言っていただけると本当に嬉しいです(*^^*)更新頑張ります！！ (2020年5月16日 12時) (レス) id: d346541665 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソラ | 作成日時：2020年5月14日 16時
