【5章】今の私、過去の私 ページ31
side貴方
フエゴレオン「当然のことをしたに過ぎない」
私のお礼の言葉に「そこまで言う必要はない」という圧をかけてくるフエゴレオン団長に、私笑いが抑えられずクスクスと笑う
そんな私を不思議そうに見るフエゴレオン団長にまた笑った
貴「もし、貴方方が当然の事だけをしたのなら
それなら首謀者達をつれて、事が起きた場所の整備をするだけで良かったはずです
てすが貴方方は、死んだ子供達のお墓まで作ってくれたではありませんか
それを含めてのお礼です」
ニコリと笑いかける私に少しだけたじろぐフエゴレオン団長だが、すぐに「そうか」と言って優しく笑った
フエゴレオン「そういえば、6年経っているが女とはここまで変わるものなのか？
ソリドが言うまで全く気づかなかったぞ」
昔のお礼も言えたので少し満足していた私だったが、マジマジと私を見ながら感慨深そうにいうフエゴレオン団長に首を傾げた
貴「そんなに変わりますか？
まあ、確かに髪の毛は切りましたし身長も少しだけ伸びましたけど」
フエゴレオン「髪の毛もそうだが
まず、前髪が長すぎて貴様の顔をしっかり覚えていなかったのが一番の理由だな
身長も少しだけ伸びたと言うが、あの時の貴様は暴牛の小僧ぐらいの身長だっただろう
あと、もう少し可愛らしかったぞ」
貴「最後のいりました！？」
まあ、確かに
今はショートで目がちゃんと見えるくらいの前髪で
格好もタートルネックのノースリーブとワイドパンツで、身長166cmのヘラヘラ顔デフォルト女の過去が
腰まで伸びた長髪で前髪で目が隠れていて
格好もワンピースで身長も154cmくらいで
無気力真顔がデフォルトだったなんて
信じられないよな…
貴「今、過去の私思い出しましたが全く違いますね」
フエゴレオン「そうだろうな」
貴「びっくりしました」
フエゴレオン「久しくあった私の方が驚いたわ」
本当に驚いたのだろうフエゴレオン団長を見て、苦笑いしか出ない
というか…あんな衝撃的な事件だったからあの人は私を見れば覚えてくれているのではと思ったが
こんなに違ったんじゃ、事件を覚えていても私があの時の子供だと気づかないのでは…
とりあえず、私を見て思い出してくれるという希望は捨てよう
しっかりと確実に情報を集めて、私が突き止めなければあの人は見つけられない
また新たに覚悟を決めてあの人を探すことを決意し
そのために、今起きていることを解決しようと心を切り替えた
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 90人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「原作沿い」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ソラ(プロフ) - 蘭さん» コメントありがとうございます！！面白いと言ってもらえて光栄です！！頑張って更新しますので、気ままに見ていってくださいね (2020年5月17日 16時) (
レス) id: d346541665 (このIDを非表示/違反報告)
蘭 - 続き見たいです！凄い面白かったです！ (2020年5月16日 20時) (レス) id: b5eb63bfb4 (このIDを非表示/違反報告)
ソラ(プロフ) - コクマさん» わぁー、ごめんなさい！言いたいのですが物語のネタバレにもなってしまうのでココでは言えないです(´；ω；`)でも、物語で明らかになるので気長に待っていてくれると嬉しいです！ごめんなさい (2020年5月16日 13時) (レス) id: d346541665 (このIDを非表示/違反報告)
コクマ(プロフ) - ベルフェゴールの能力は何ですか？ (2020年5月16日 12時) (レス) id: fad2b36f68 (このIDを非表示/違反報告)
ソラ(プロフ) - 茶茶さん» ありがとうございます！！そう言っていただけると本当に嬉しいです(*^^*)更新頑張ります！！ (2020年5月16日 12時) (レス) id: d346541665 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ソラ | 作成日時：2020年5月14日 16時
