【5章】紅蓮団長 ページ29
side貴方
レオくんの高笑いも扉の先に消え、緊急事態のはずなのに少しだけ気の抜けた雰囲気になってしまった
フエゴレオン「レオの奴め…まだまだ子供だな
後でみっちり鍛え直してやらねば…！」
紅蓮団長はそう言った後、コホンと咳をして場の緊張を戻した後皆に聞こえるように叫んだ
フエゴレオン「私に指揮されるのは癪だろうが…
聞け！！魔法騎士団員！！
私はレオと暴牛の小僧を追い合流した後に北区に向かう！暴牛の娘と女も共に来い！！
銀翼の大鷲は敵の魔力量が最も大きい中央区を頼む
碧の野薔薇は東区を
金色の夜明けは二手に分かれ北西区と西区に向かってくれ
王都を守れないとなれば魔法騎士団の恥だ！！
絶対に敵を逃すな！！」
紅蓮団長の言葉と共に各々が指揮された場所へと向かう。私は紅蓮団長の炎の獅子に乗っからせてもらい、北区へと向かう
フエゴレオン「暴牛の女、先程は同じ王族の者達が失礼をした」
アスタ達を追う途中で紅蓮団長が私に語りかけてきた
貴「いえ、気にはしておりません
こちらも粗相をしてしまったのに
銀翼団団長の間に入っていただき感謝いたします」
フエゴレオン「間に入ったつもりなどない
ただ、あの場は見るに耐えない状態だったから私が行ったまでのことだ」
「それを間に入ったということなのでは？」と思ってしまったが、私に気を遣わせない為に否定してくれてるのだろう。ここはありがたく受け取っておこう
フエゴレオン「……あまり人の過去を詮索することは好かぬのだが…貴様は本当にあの事件の生き残りなのか？」
少し考えていたのか、沈黙が続いた後に出た言葉はノエルの兄が言っていたあの事件について
紅蓮団長のことはあまりよく知らないが、なぜか初めて会った気がしない
それに、先程の間に入ってくれた件や気を遣わせない為の心配りで悪い人ではないことはわかったので興味本位で聞いているのではないと分かる
貴「ソリド様にも返事をしました通り、あの事件の生き残りであるのは事実です
隠していたつもりはないのですが、あまり聞いていて気持ちの良い内容ではないので」
私の言葉を聞いて一緒に乗っていたノエルの顔が納得したような表情に変わる。聞かないと決めていたが、心ではなぜ話してくれなかったのか疑問だったのだろう
フエゴレオン「…そうか、オマエが
……私はあの日の事件
『魔法騎士団』団長としてあの事件の事後処理を担当していた」
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ソラ(プロフ) - 蘭さん» コメントありがとうございます！！面白いと言ってもらえて光栄です！！頑張って更新しますので、気ままに見ていってくださいね (2020年5月17日 16時) (
レス) id: d346541665 (このIDを非表示/違反報告)
蘭 - 続き見たいです！凄い面白かったです！ (2020年5月16日 20時) (レス) id: b5eb63bfb4 (このIDを非表示/違反報告)
ソラ(プロフ) - コクマさん» わぁー、ごめんなさい！言いたいのですが物語のネタバレにもなってしまうのでココでは言えないです(´；ω；`)でも、物語で明らかになるので気長に待っていてくれると嬉しいです！ごめんなさい (2020年5月16日 13時) (レス) id: d346541665 (このIDを非表示/違反報告)
コクマ(プロフ) - ベルフェゴールの能力は何ですか？ (2020年5月16日 12時) (レス) id: fad2b36f68 (このIDを非表示/違反報告)
ソラ(プロフ) - 茶茶さん» ありがとうございます！！そう言っていただけると本当に嬉しいです(*^^*)更新頑張ります！！ (2020年5月16日 12時) (レス) id: d346541665 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソラ | 作成日時：2020年5月14日 16時
