【5章】聞かない ページ25
side貴方
私は後ろにいる銀翼団長と紅蓮団長を置いてアスタ達のいる方へ歩いた
アスタ「A…！大丈夫か！？」
ノエル「本当に、なんか色々ありすぎて…」
私がアスタ達のところに着く前に、二人が走って私のもとまで来てくれた。いつものヘラヘラ顔で「ごめんごめん」と謝って食事に手を伸ばした
ノエル「……」
ヘラヘラと笑う私を見てノエルはどこか弱々しい目で私を見ている。まあ、情報量がありすぎたし気になるのも仕方ないよな
貴「私の過去、気になる？」
ノエル「……！…えっと」
いじめるつもりで言ったわけではないのだが、私の言葉にあからさまに動揺して下を向くノエルを見て申し訳ない気持ちに駆られる
アスタ「聞かない」
そんな私達の話を聞いてか、いきなりアスタが私に顔を近づけ力強くそう言う
アスタ「Aが話したいのなら聞くけど、そうじゃないなら聞かない」
声と同じくらいの力強い瞳でそう告げるアスタに目をパチパチして驚いてしまう。だが、アスタの言葉を聞いていたノエルも考えた後に「私も！」と言って私に笑いかけた
貴「……あー、うん……ありがとう」
そんな二人の声や顔が優しくて、私はお言葉に甘えて今は話さない事にした。その代わりに、笑いながらお礼の言葉を伝える
アスタ「よぉぉぉし！！そんじゃ、また食べるぞぉぉ」
ひと段落したからか、それともさっき暴れてお腹が空いたのか分からないがアスタはまた出された食事を口に運ぼうとする
「アーハッハッハッー
ミモザから聞いておった通り
貴様なかなか面白いではないか！」
そんなアスタの元へ、先程緑髪さんに突っかかっていた橙髪の少年がアスタに近づいた
橙髪「よし喜べ！
このレオポルド・ヴァーミリオンのライバルにしてやろう！！」
アスタ「へ」
そう高々と自分の名とライバル宣言をした彼を見て、頭が追いついていないアスタは口に食べ物を入れたまま一言だけ返していた
そして、彼のライバル発言にピクリと反応したのが一人
ユノ「ヴァーミリオン」
ミモザ「ええ、フエゴレオンさんとレオポルドさんは私の従兄弟ですわ」
貴「じゃあ、ミモザちゃんとノエルと同じで王族なんだ」
ミモザ「はい！私のお父様のお兄様がレオポルドさんのお父様で
私のお母様のお姉様がノエルさんのお母様ですの」
ユノ・貴((様が多い))
ニコニコと目の前の少年について教えてくれるミモザちゃんの言葉を聞きながら、目の前の二人を眺めた
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ソラ(プロフ) - 蘭さん» コメントありがとうございます！！面白いと言ってもらえて光栄です！！頑張って更新しますので、気ままに見ていってくださいね (2020年5月17日 16時) (
レス) id: d346541665 (このIDを非表示/違反報告)
蘭 - 続き見たいです！凄い面白かったです！ (2020年5月16日 20時) (レス) id: b5eb63bfb4 (このIDを非表示/違反報告)
ソラ(プロフ) - コクマさん» わぁー、ごめんなさい！言いたいのですが物語のネタバレにもなってしまうのでココでは言えないです(´；ω；`)でも、物語で明らかになるので気長に待っていてくれると嬉しいです！ごめんなさい (2020年5月16日 13時) (レス) id: d346541665 (このIDを非表示/違反報告)
コクマ(プロフ) - ベルフェゴールの能力は何ですか？ (2020年5月16日 12時) (レス) id: fad2b36f68 (このIDを非表示/違反報告)
ソラ(プロフ) - 茶茶さん» ありがとうございます！！そう言っていただけると本当に嬉しいです(*^^*)更新頑張ります！！ (2020年5月16日 12時) (レス) id: d346541665 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソラ | 作成日時：2020年5月14日 16時
