【5章】冷たい声 ページ23
side貴方
貴「今目の前にある『魔法騎士団』がこんなのでは
集団虐殺事件を魔法騎士が起こしても何らおかしくないですね」
私の声が冷たく響く
緑髪「それを魔法騎士団への侮辱だと言っておるのだ！！」
ソリド「下民は黙って地面に這いつくばってればいいんだよぉぉぁ」
【砂創成魔法"砂鎧の番兵"】
【水創成魔法"聖水の凶弾"】
巨大な砂の番兵と水の弾丸が私に目掛けて向かってくる
貴(下民のことは散々侮辱してるのに
魔法騎士団が侮辱されてると思ったら怒り狂うとか
アンタら本当に、過去に事を起こした奴らと何ら変わらないよ)
向かってくる魔法目掛けて飛びながら私は両手に剣を握る
【天気創成魔法"雪雷の狂気"】
【天気創成魔法"霧雨の正気"】
まず、向かってくるスピードが速い弾丸に相性の悪い『雷』が合わさっている"雪雷の狂気"でその弾丸を打ち破り
巨大な番兵には"霧雨の正気"で番兵を弱体化させ"雪雷の狂気"で破壊した
ソリド・緑髪「「……！」」
だがそれで止まる気は微塵もない
目の前にいるノエルの兄を緑髪がいる方向にまで蹴り飛ばす。ノエルの兄と緑髪が衝突した反動を利用して、そのまま私は二人を仰向けに倒した
起き上がらない様に体を押さえ二人の顔の前に剣を突き立てながら
ソリド「オマエェェ！！王族にこんなことして良いと思ってるのかぁ！？」
緑髪「……離せっ、卑しい下民が！」
顔の前に剣を突き立てられながらもその煩わしい口を閉じないのには敬意を評する
貴「……うるせぇ、黙れや貴族共」
敬意を評したが、その煩わしい口から言葉が聞こえてくるのにそろそろキレそうになる
貴「自分の思い通りにいかないことがあるとすぐに怒り、実力を行使する
今、アンタら二人がした行動が
6年前の事件を起こした『貴族』と『魔法騎士』のそれだって言ってんのが分からないのか」
淡々と自分でも驚くくらいの冷たい声がその場に響いたことで、私はそこで我に返った
貴(……あー、この後どうしよう)
我に返ってしまったことを悟られない様にその場は動かないが、二人に突き立てている剣とかこの状況をどうしようか悩む
ゾクッ
貴「……！」
コツコツとコチラに向かってくる足音が聞こえる
足音だけじゃない、膨大な魔力の圧を纏ってコチラに向かってくる
「剣を引け…下民」
その魔力の圧と声を聞いて
私は剣と二人から身を引き、向かってくる銀翼団長と対峙した
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ソラ(プロフ) - 蘭さん» コメントありがとうございます！！面白いと言ってもらえて光栄です！！頑張って更新しますので、気ままに見ていってくださいね (2020年5月17日 16時) (
レス) id: d346541665 (このIDを非表示/違反報告)
蘭 - 続き見たいです！凄い面白かったです！ (2020年5月16日 20時) (レス) id: b5eb63bfb4 (このIDを非表示/違反報告)
ソラ(プロフ) - コクマさん» わぁー、ごめんなさい！言いたいのですが物語のネタバレにもなってしまうのでココでは言えないです(´；ω；`)でも、物語で明らかになるので気長に待っていてくれると嬉しいです！ごめんなさい (2020年5月16日 13時) (レス) id: d346541665 (このIDを非表示/違反報告)
コクマ(プロフ) - ベルフェゴールの能力は何ですか？ (2020年5月16日 12時) (レス) id: fad2b36f68 (このIDを非表示/違反報告)
ソラ(プロフ) - 茶茶さん» ありがとうございます！！そう言っていただけると本当に嬉しいです(*^^*)更新頑張ります！！ (2020年5月16日 12時) (レス) id: d346541665 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソラ | 作成日時：2020年5月14日 16時
