【4章】今得たモノ ページ3
sideなし
だが、今は女は一人ではない
『天気』とは色々な属性が集まった集合体
その答えに女は疑問を抱いた
マグナ『上等だ…行くぞアスタァ
洗礼の儀だ…！』
ノエル『……貴方は私が認めた数少ない下民なんだから、もう少し自信持っても良いんじゃないかしら』
黒の暴牛との出会いで女はまた考えるようになった
自分の魔法とは何なのか
バネッサ『天気っていう一つの魔力で、複数の属性魔法が使えること事態普通に凄いことだわ
だからこそ、貴方は冒険家としてやってこれたのかもね』
ラック『確かに大事だねチームプレイ！』
『天気』とは一体何なのか
本当に一つ一つの属性で成り立っているモノなのかと
アスタ『誰になんて言われよーと
オレは必ず魔法帝になる』
色々なものが混じり合う彼らを見て女は思う
違う色と違う色を合わせることによって
また違った色が生み出されるのと同じように
『天気』も
そうやって合わさっていくモノなのではないかと
上を見上げて同じに見える空も
しっかりと見れば必ず違う
同じ空など存在しない
時には雲ひとつない青空が広がり
天が泣くように雨が降り
怒ったように雷が轟く
晴れているのに雨が降ることもある
雪が降る中視界を遮るように霧が立ち込める時もある
女は気づいた
考えなくてよかったのだ
『天気』とは女が考える以上に
"自由"なモノだったのだと
アスタが放ったノエルの力を借りた残撃
あの残撃にヒントを得た
女が育ったコミス村の伝統の舞
小型の剣を使った"剣舞"
2つの小型の剣を使った"乱舞"
昔の戦闘技術を伝えるために遺されたその舞は
女が村で唯一皆から褒められたモノ
女が唯一誇れる自分の武器
女は目の前の男を見て直感した
今の持てる自分の魔法ではあの巨大な剣は砕けないと
ならば新しく創ればいい
子供の頃に磨いた"武器"で
冒険で得た"魔力消費量の操作"で
黒の暴牛で得た"合わさる強さ"で
Aの魔導書［グリモワール］に
__新しい魔法が刻まれた
【天気創成魔法"雪雷の狂気"】
【天気創成魔法"霧雨の正気"】
膨大な魔力がなければ出来ないとされる
【魔法同時発動】を"魔力消費量の操作"で可能にし
『天気』の中に存在した属性を"合わせた"魔法
自分が誇れる"武器"を両手に女は男を見据えた
貴「久しぶりに踊るな……行くよ
【乱舞】」
.
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ソラ(プロフ) - 蘭さん» コメントありがとうございます！！面白いと言ってもらえて光栄です！！頑張って更新しますので、気ままに見ていってくださいね (2020年5月17日 16時) (
レス) id: d346541665 (このIDを非表示/違反報告)
蘭 - 続き見たいです！凄い面白かったです！ (2020年5月16日 20時) (レス) id: b5eb63bfb4 (このIDを非表示/違反報告)
ソラ(プロフ) - コクマさん» わぁー、ごめんなさい！言いたいのですが物語のネタバレにもなってしまうのでココでは言えないです(´；ω；`)でも、物語で明らかになるので気長に待っていてくれると嬉しいです！ごめんなさい (2020年5月16日 13時) (レス) id: d346541665 (このIDを非表示/違反報告)
コクマ(プロフ) - ベルフェゴールの能力は何ですか？ (2020年5月16日 12時) (レス) id: fad2b36f68 (このIDを非表示/違反報告)
ソラ(プロフ) - 茶茶さん» ありがとうございます！！そう言っていただけると本当に嬉しいです(*^^*)更新頑張ります！！ (2020年5月16日 12時) (レス) id: d346541665 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソラ | 作成日時：2020年5月14日 16時
