【5章】一触即発 ページ20
side貴方
アスタは緑髪さんの魔法によって砂の番兵に捕らえられている
私はもしもの時のために魔導書［グリモワール］に手を伸ばすが、アスタの瞳を見て私はその手を下ろした
緑髪「この晴れの舞台であのような立ち振る舞い…
何らかの処分は免れんぞ！」
ソリド「オイオイ〜
何生温いこと言ってんだ金色さんよぉぉ」
緑髪さんの言葉に本当に生温さを感じているのか、先程のノエルを引き留めた時の言葉に怒りを感じているのか、はたまた両方か
前に出て水魔法を発動をしようとしているノエルの兄が嘲笑うようにアスタに言った
ソリド「こういう図になったヤツには身体に覚えさせないとなぁぁ
二度とおいたできないように…！」
【水創成魔法"聖水の凶弾"】
水でできた巨大な弾がアスタ目掛けて飛んでいく
ノエル「Aっ！アスタが危ない、お願い！！」
私の腕にすがるように抱きつくノエルに私は手を乗せる
貴「さっきも言っただろ、問題無いって…だって…」
私の視界の先には
強い意志とノエルを馬鹿にした兄姉たちに対する怒りで揺れている瞳を持った男がいる
その男は、唯一捕われていなかった左手で魔導書から剣を引き抜き砂の魔法を切り裂く
そしてそのまま、解放された身体は向かってくる弾へと向かっていく
アスタ「ノエルに…謝れ！！！」
貴「私たちが思うよりもずっとアスタは強いからね」
アスタは言葉と同時に
持っていた両方の剣でノエルの兄に向かって魔法を弾き飛ばした
ソリド「……！！」
弾き返されるとは思っていなかったノエルの兄は、後ろに飛んだが少しばかり魔法に当たったようで片膝をつく
ソリド「……このオレに…膝をつかせたなぁぁ
この下民風情がぁぁ！！！」
先程以上の怒りを露わにするノエルの兄
アスタと相対し一触即発の雰囲気を醸し出す
貴(私的にはそれでも全然構わないけど、ココは王貴界…何かあった瞬間に罪に問われるのは下民であるアスタなのは間違いない
なら止めるしかないよね)
私はノエルに「ごめんね」といって手を離してもらい、怒っているアスタの前に出た
ソリド「あぁ！？どけよ下民の女」
貴「これ以上は、ただの喧嘩だけでは済まなくなってしまいます
コチラにも非があるのは認めます
不本意かもしれませんが、魔導書を置いてもらっても宜しいでしょうか
アスタも」
対人用笑顔と言葉遣いを発動して、この騒動が収まることを信じ私はノエルの兄に笑顔を向けた
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ソラ(プロフ) - 蘭さん» コメントありがとうございます！！面白いと言ってもらえて光栄です！！頑張って更新しますので、気ままに見ていってくださいね (2020年5月17日 16時) (
レス) id: d346541665 (このIDを非表示/違反報告)
蘭 - 続き見たいです！凄い面白かったです！ (2020年5月16日 20時) (レス) id: b5eb63bfb4 (このIDを非表示/違反報告)
ソラ(プロフ) - コクマさん» わぁー、ごめんなさい！言いたいのですが物語のネタバレにもなってしまうのでココでは言えないです(´；ω；`)でも、物語で明らかになるので気長に待っていてくれると嬉しいです！ごめんなさい (2020年5月16日 13時) (レス) id: d346541665 (このIDを非表示/違反報告)
コクマ(プロフ) - ベルフェゴールの能力は何ですか？ (2020年5月16日 12時) (レス) id: fad2b36f68 (このIDを非表示/違反報告)
ソラ(プロフ) - 茶茶さん» ありがとうございます！！そう言っていただけると本当に嬉しいです(*^^*)更新頑張ります！！ (2020年5月16日 12時) (レス) id: d346541665 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソラ | 作成日時：2020年5月14日 16時
