【5章】戦功叙勲式 ページ15
side貴方
魔法帝が扉の前で立ち止まり私たちの方に振り向いた
ユリウス「さて…
君達は彼らより実績をだせるかな…？」
扉の先にいる多くの魔法騎士達を見て、私以外の五人が唾を飲み込む音が聞こえた
ユリウス「では、戦功叙勲式を始めよう！」
魔法帝は目の前にあった教壇らしきところに立ち、ニコニコと笑いながら始まりを告げた
貴(暇だー、というかここにいる人たち全員貴族か王族なんだもんなー興味湧けと言われても興味湧かないよ
もし、ココに私を助けてくれた人がいるなら話は別だけど…)
次々呼ばれる者達にあまり興味がないため、欠伸だけはしないように頑張ってそこに立っていたがある考えにたどり着いてしまった
ユリウス『君の探し人は『魔法騎士団』にいるよ』
貴(そうだった…魔宮［ダンジョン］で色々ありすぎて魔法帝の言葉忘れてた
えっ、じゃあ…実績出してるこのメンバーの中にいる可能性もあるかもだ
実績出してるということは人助けとかしてるのと同義だし…とりあえずさりげなく全員の年齢調べよ)
最近濃い一日一日を過ごしていたため、大事なことを普通に忘れてしまっていた
だが、思い出せたおかげで暇だと思っていたこの戦功叙勲式が少しだけ面白くて感じれるようになっていた
ユリウス「__みんな大義だったね
さて、これから簡単な席を設けてるから楽しんでいってくれ」
全員の騎士団員を呼び終わったのか魔法帝がそう口にする。そしてそのまま、私達のいる後ろの方に視線を誘導した
ユリウス「あ、そうそう
今日は特別ゲストも呼んであるから
大いに交流してしてくれたまえよ！」
「はっはっは」と大きく笑った後に
ユリウス「用事できちゃだだからちょっと抜けるね〜」
と言って何処かへと行ってしまった
貴(ここにいる人たちに興味は持ったけど
話してみたいとかは思ってないからね魔法帝！)
そのままあれよあれよという間に、私達は用意された食事についていた
クラウス「うぐ、周囲から視線が痛い
まったく楽しめる気がしないぞ…
魔法帝はなぜ私達などにこのような待遇を…！」
周囲の視線や魔法帝の考えに困惑しているクラウス達も、この状況についていけていない
ただ、魔法帝はわざわざ戦功叙勲式がある日を報告する日にしていた
ということは…
貴(…考えが正しいなら
アスタとココにいるメンバーを接触させたかったんだろうな)
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 90人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「原作沿い」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ソラ(プロフ) - 蘭さん» コメントありがとうございます！！面白いと言ってもらえて光栄です！！頑張って更新しますので、気ままに見ていってくださいね (2020年5月17日 16時) (
レス) id: d346541665 (このIDを非表示/違反報告)
蘭 - 続き見たいです！凄い面白かったです！ (2020年5月16日 20時) (レス) id: b5eb63bfb4 (このIDを非表示/違反報告)
ソラ(プロフ) - コクマさん» わぁー、ごめんなさい！言いたいのですが物語のネタバレにもなってしまうのでココでは言えないです(´；ω；`)でも、物語で明らかになるので気長に待っていてくれると嬉しいです！ごめんなさい (2020年5月16日 13時) (レス) id: d346541665 (このIDを非表示/違反報告)
コクマ(プロフ) - ベルフェゴールの能力は何ですか？ (2020年5月16日 12時) (レス) id: fad2b36f68 (このIDを非表示/違反報告)
ソラ(プロフ) - 茶茶さん» ありがとうございます！！そう言っていただけると本当に嬉しいです(*^^*)更新頑張ります！！ (2020年5月16日 12時) (レス) id: d346541665 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ソラ | 作成日時：2020年5月14日 16時
