【5章】指名された理由 ページ12
side貴方
貴「とりあえず、仕事終わらせますよ」
私は騒然とする場を放置して指定した場所にずっと使っていた魔法を解除した
アスタ「な、なな…
何で魔宮［ダンジョン］にあったお宝達がココにいきなり現れたんだよ！？」
予想を裏切らない反応で驚いてくれるアスタに私は笑いながら説明をする
貴「私の天気魔法"霧惑う悲劇"は、物体を隠して持ち運ぶことができる
全部とはいかなかったけど、あの崩壊中に一部失敬して持ってきていたってわけ
透過することができるから隠していても邪魔にならないんだけど、その代わり透過できるのは物だけで人を隠すことはできない
ま、一人で冒険してた私からしたらメリットしかない魔法ですよ」
ユリウス「敵国と隣接してる魔宮［ダンジョン］ということは分かっていたからね
もし敵国と交戦して魔宮が崩壊する可能性がゼロではない以上、物を持ち運べるAくんに少しでも持ち帰って欲しかったんだ
ほら、国のお金も無限じゃないから」
ヘラヘラ笑う私と優しく微笑む魔法帝に言葉をなくす
アスタ「じゃあ、オレにも何か与えられた仕事があったんですか！？」
だが、アスタは持ち前の空気の読めなさで私と同じで指名されていた理由があるのか問いた
ユリウス「あははは、全然全く！」
嬉しそうなアスタの言葉を真っ二つに切る魔法帝の言葉に、アスタはショックを受けたように肩を落とした
ユリウス「…だけど、君なら成し遂げられると思ったから指名したんだよ」
アスタ「…！」
ユリウス「そして君はその期待に応えてくれた、ありがとう」
アスタ「……っ、はい！！」
ニコリと微笑んだ魔法帝の言葉が思った以上に嬉しかったらしく、アスタは満面の笑みで力強く返事をした
ユリウス「まぁ、とにかく素晴らしい活躍だったよ！お疲れ様」
アスタ「……あああ…あののっ
ちょちょちょちょっといいですかっ！？」
ユリウス「…？何だい？」
報告が一通り済んだ為、この報告会を締め括ろうと言葉を発した魔法帝に
先ほどまでの威勢はどこにいったのか分からないくらいに声を震わせたアスタが魔法帝の言葉を遮った
アスタ・ユノ「「どうやったら
魔法帝になれるんですか！？」」
唾を飲み込みながら真剣な表情をしたアスタとユノくんが真っ直ぐに現魔法帝に聞いた
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ソラ(プロフ) - 蘭さん» コメントありがとうございます！！面白いと言ってもらえて光栄です！！頑張って更新しますので、気ままに見ていってくださいね (2020年5月17日 16時) (
レス) id: d346541665 (このIDを非表示/違反報告)
蘭 - 続き見たいです！凄い面白かったです！ (2020年5月16日 20時) (レス) id: b5eb63bfb4 (このIDを非表示/違反報告)
ソラ(プロフ) - コクマさん» わぁー、ごめんなさい！言いたいのですが物語のネタバレにもなってしまうのでココでは言えないです(´；ω；`)でも、物語で明らかになるので気長に待っていてくれると嬉しいです！ごめんなさい (2020年5月16日 13時) (レス) id: d346541665 (このIDを非表示/違反報告)
コクマ(プロフ) - ベルフェゴールの能力は何ですか？ (2020年5月16日 12時) (レス) id: fad2b36f68 (このIDを非表示/違反報告)
ソラ(プロフ) - 茶茶さん» ありがとうございます！！そう言っていただけると本当に嬉しいです(*^^*)更新頑張ります！！ (2020年5月16日 12時) (レス) id: d346541665 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソラ | 作成日時：2020年5月14日 16時
