空に映る感情～ページ２～【ブラッククローバー】 (ページ9)

今日:21 hit、昨日:53 hit、合計:179,924 hit

【3章】天気の種類ページ9

side貴方

さっきのノエルの間が気になったけど、気づかないふりをしてノエルとアスタはバネッサさんの箒に乗った

バネッサ「さ～て行くわよ～」

その言葉と共にバネッサさんの箒は宙に浮き私はそれに合わせて魔法を発動した

安定して箒を操作していることから、入団初日に言っていたコントロールが上手いと言う言葉は本当っぽい

バネッサ「それにしても、天気魔法って便利ね～
いろんな属性の魔法が使えるんだから」

貴「まぁ、いろんな属性って言ったら語弊はありまふけど
他の人が属性一つに対して複数使えるわけだからそう思われても不思議はないですね」

城下町までの飛行を楽しみながら世間話のようにバネッサさんが私の魔法を見ながら言った

アスタ「複数ってさ、具体的にどれくらい使えるんだ？？」

私の魔法についてキラキラした眼差しで聞いてくるアスタ
入団試験の実技試験の時に、受験生の魔法を見てテンションを上げていたことから魔法について知るのが好きみたいだ

…まぁ、自分が魔法を使うことができないっていうのもあると思うが

貴「そうだな、まず三人は天気の種類って分かる？」

自分の魔法について説明する前に三人に天気について聞くことにした

アスタ「種類…？雨とか晴れ、とか、嵐とかだよな…

んー、100種類くらい？」

バネッサ「それは多すぎるんじゃな～い？
私もわからないけど、20種類くらいじゃないかしら」

アスタとバネッサさんがそれぞれの考えを述べてくれる。アスタの種類は多すぎるが、バネッサさんはいい線言っている

ノエル「15種類」

バネッサさんに感心しているとポツリとノエルがそう言った

ノエル「快晴、晴れ、薄曇り、曇り、煙霧、砂じんあらし、地ふぶき、霧、霧雨、雨、みぞれ、雪、あられ、雹(ひょう)、雷

この15種類…でしょ」

自信なさげに答えるノエルに近づいて頭を撫でる

貴「流石だな、正解だノエル」

ノエル「…！？
…ふん、私は王族よコレくらい常識よ」

頭を撫でた時嬉しそうに口元を緩ませたが、すぐにいつも通りのツンデレに戻ってしまった

アスタ「砂じんあらし？地ふぶき？」

バネッサ「聞いたことのない天気もあるのね
ノエルすごいじゃな～い」

ノエルの言葉を聞いて頭を抱えるアスタと
ケラケラ笑いながらノエルを褒めるバネッサさん

天気の種類が分かったので私は詳しく自分の魔法について説明し始めた

.