空に映る感情～ページ２～【ブラッククローバー】 (ページ44)

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【4章】宝物殿ページ44

sideなし

倒れた男をクラウスの拘束魔法で捕え、一息つく魔法騎士団員達

アスタ「この拘束魔法大丈夫か？」

だがその魔法を薬草をもしゃもしゃと食べているアスタが心配そうに眺めていた

貴「まあ、ある種前科あるからなー
拘束魔法も無敵じゃないって思ったら確かに心配だわな」

クラウス「何言ってる貴様らっ！！
大丈夫に決まっているだろうが！

手負いの者に解かれる程脆くなどないわ」

Aとアスタの言葉に怒鳴るクラウスだが、拘束した男を倒しあの場を助けてくれたのは紛れもない目の前の『黒の暴牛』のためそこまで強く出られない

アスタ「まあ、そうカリカリしなさんな」

貴「カルシウムしっかり取った方が良いのではないですか、貴族様？」

クラウス「小僧はともかく、貴様は私を馬鹿にしてるだろ！？」

クラウスがあまり強く出れないと分かっているから、Aは堂々とからかう。「まさかっ」と言いたげな顔を作りながら、プルプルと震えているクラウスを笑っている

クラウス「ハン、先にこの場所に辿り着き勝負なかったのは我々だが
特別にオマエらも宝物殿に入ることを許そう！」

アスタ「何でそんなエラそーなんだこのメガネはぁ！？
どーもありがとうございますコノヤロォォ！！」

貴(案外この二人仲良いのかもしれないな)

散々クラウスをからかっていたAは、飽きたのかアスタとクラウスの言い争いを他人のように眺めていた

いざ、宝物殿へ

となった時、どうやって入るのか分からなく一同は足を止めた

ラック「…んー」

貴「魔力で出来てる？」

ラック「うん、そうみたい♪」

貴「だってよー、アスタ
いっちょ、切ってもらっていーか？」

ラックと一緒に扉を見ていたAがラックの確認を取った後、アスタを呼んで扉を切ってくれと頼む

そしてそのままアスタが大型剣を振るった扉の先は

宝物殿という言葉にふさわしい宝の数々で溢れていた

アスタ「うおぉぉぉ、すげぇぇぇぇ～
お宝の山だぁぁぁぁ！！！」

右も左も金と宝しか存在しないその場所に
全員がそれぞれ宝へと近づいた

貴(ま、確かに初めて宝物殿に来たならそうなっちゃうよね。私も最初そうだったし

とりあえず皆が落ち着くのを待つとしますか)

Aは扉の近くで欠伸をしながら目の前の人たちを眺めた

ユノ(……？コレは……)

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