空に映る感情～ページ２～【ブラッククローバー】 (ページ41)

今日:11 hit、昨日:37 hit、合計:179,951 hit

【4章】ミスページ41

sideなし

目の前で起きた光景に驚いているクラウスに襲いかかる鉱石の人形

クラウス(しまった…！)

気づくのが遅く、とっさ自分の身を守ろうと腕を前に出すが

ラック「…ほいっ！」

クラウスに人形の拳が振るわれる前に、ラックの攻撃によって先に人形が地に沈んだ

クラウス(コイツは…確か入団試験で対戦相手を必要以上に叩きのめして問題になった

狂喜のラック

もう一人はコイツだったか…)

助けられたことに頭を抱えて悔しがっているクラウスを冷たい目で見る女が一人いた

貴「…助けてもらったのなら、頭を抱えるよりも先に言う事があるのではないですか？

それとも、貴族は助けられた時に頭を抱えなければならない決まりでもあるのでしょうか」

残っている鉱石人形を殴りながら女は変わらず冷たい目でクラウスを見つめる

クラウス「き、貴様…」

貴「あと、私言いましたよね

何者かが侵入した可能性があるって

にも関わらず、負傷してる団員がいるってことは私の忠告は届かなかったみたいですね」

とりあえず一通りの鉱石人形を殴り終わったAはクラウスに近づいて目を合わす

貴「どうせ、『金色の夜明け』が感知できていないのに『黒の暴牛』が先に侵入者に気づくなんて有り得ない

とそう思ったのでしょうね
それで、負傷者を出すなんて笑えますね貴族様

可能性が低かったとしても細心の注意は払うべき状況
貴方達の団でも言われたはずです、この魔宮［ダンジョン］は非友好国と隣接しているはずだと

負傷者を出したのは貴方のミスです」

Aの言葉に初めて唇を噛み締めるクラウス
言葉で言われるよりも、自分自身がその失態に気付いているのだから

クラウスのその姿を真顔で見るA

ため息をついたあと、負傷しているミモザの方へ視線を向けた

ノエル「私がアンタを守ってあげるわ…！」

ミモザ「ノエルさん…」

ミモザを守るように水のドームを出現させるノエルを見て、Aは大丈夫そうだなと笑って敵と相対しているアスタを見た

アスタ「『金色の夜明け』のみんなをやったのはオマエかぁー！？」

「だとしたら何だ…？

弱いヤツから消える…」

その言葉と共に先程倒したはずの鉱石人形が無数、先程よりも多くの人形が出現した

【鉱石創成魔法"タロスの人形群"】

無数の人形がA達を襲う

「戦場ではそんなヤツに存在する価値など無い

オレはそんなオマエらを壊すために生まれた」

.