空に映る感情～ページ２～【ブラッククローバー】 (ページ38)

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【4章】事のあらましページ38

sideなし

ユラユラと煙の中を漂いながら男は四人の魔力に気を張っていた

(この魔法の欠点は魔力消費が大きいのと、敵の姿が僕にも見えないとこ…

けどノ～プログレム、オジサンには君達の魔力がハッキリと感じ…)

優雅に漂っていたため、その異変にはすぐに気づく

【雷魔法"迅雷の宝玉"】

【天気創成魔法"降雹の苦痛"】

ラックとAの攻撃が男のに向かって放たれていく

(ワーオ、連射！
ヤケになったかな～？)

向かってくる雷の玉と氷柱の攻撃を難なく避けながら、ビンビンな魔力を発する二人を嘲笑う

(そんなんじゃ僕には当たらないし煙も晴れないよ～
魔力のムダ使いだね

たくさんの魔導士と戦ってきた僕との経験の差が出たかな…)

ゴンッ

「え？」

優雅に攻撃を避けていたのも束の間

男は煙の中からいきなり現れたアスタの剣によって向かい側の壁まで飛ばされる

男は訳も分からずに、そのまま壁へと激突した

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__少し前

貴「申し訳ないことに、この煙の中じゃ私は上手く魔［マナ］感知することができないんだよね～
だから、オジサンに向かってタイミング良くアスタを発射することも出来ない」

ノエル「じゃあ、誰がタイミング測ってバカスタ発射させるの！？」

ラックの作戦を聞いてケラケラと笑うAを見てノエルは焦った表情で怒鳴る

アスタ「えっ？Aができないなら、ノエルがやりゃいーじゃん」

ノエル「ええ！？」

ラック「僕の魔法雷だから、アスタビリビリにして良いなら僕やるよー♪」

アスタ「勘弁してくださいっ！！」

ガスが流れ込んできて下手したら窒息死してしまうという状況で、アジトにいる感覚で会話する二人を見てノエルは呆れる

貴「まあまあ、良いじゃないの！
何事も経験、団長だって言ってたじゃんか

もしもの時は私とラックがサポートする

それに、ゼロ距離からならコントロールは関係ないしね」

隣で微笑むAを見てノエルは思う

ノエル(…そうよ、私は王族

そして『黒の暴牛』の仲間としてこの現状を打破してみせる)

覚悟を決めたノエルの瞳を見てAがアスタとラックに頷きかける

そしてそれぞれの持ち場へと

①ラックとAが男を追い込み

ノエル(魔力を絞って気づかれないように瞬間的に)

②ノエルがタイミングを測り

③感知されないアスタが攻撃する

それがこ事のあらましである

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