空に映る感情～ページ２～【ブラッククローバー】 (ページ33)

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【4章】探索と侵入者ページ33

side貴方

金色の三人が姿を消して少ししてさてどうしたものかと考える
まさか、金色の団とどっちが先に宝物殿に行くか勝負になるなんて

アスタ「A、魔宮［ダンジョン］入るの初めてじゃないんだろ！？なんかそう言う魔法使えないのか？」

貴「嫌だなー、アスタ
私は専ら、ただひたすら行きたい所回っていった結果宝物殿にたどり着くという行き当たりばったりな冒険家だったんだよー

そんな探索できる魔法なんて使えないって」

キラキラした眼差しで見てくるアスタを笑いながら手がないと否定する私
アスタも「そっか」と少し残念そうだがその瞳は楽しそうだ

ノエル「……って、じゃあどうするのよ！？

誰一人探索系の魔法使えないなんて
このままじゃ『宝物殿』に行く前に迷子になるわよ」

目の前の道を進みながら現れるモンスターを蹴散らしながら、ノエルは慌てたようにそう叫んでいる

そしてその叫びが通じたのか分からないが、ネロがいきなり飛びある道の近くに止まると指差すように翼を広げた

ちなみに、ネロとはアスタの頭をつついていたあのアンチドリのことである。ソッシ村以降、アスタの頭の上に止まっている

貴「ネロが道案内してくれるらしいよ…そんじゃ

行こーか」

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sideなし

A達と別れた後の金色の三人は、一足早く宝物殿へと到着していた

ミモザ「すっごいですわね～」

眼鏡「魔宮とはこんなものか…大したことなかったな」

ユノ「どうやって入るんでしょう…？」

目の前に現れる大きなその扉に感嘆の声を上げるミモザと、あっさり攻略してしまったことに笑う眼鏡ことクラウス

ユノは真っ直ぐ宝物殿を見ながら入るための扉を探している

ミモザ「黒の暴牛の方達はまだのようですね」

ユノの魔法から三人共降りた時、ミモザはキョロキョロと周りを見渡しながらA達を探した

クラウス「当たり前だ
ヤツらが我々より早いワケがないだろう

それよりあの茶髪の女…
何者かが侵入していると言っていたが
魔感知が優れているミモザが感知していないのに侵入されているなんてあるワケないだろう」

クラウスは宝物殿の前に立ちながらAの最後の言葉を思いだす
非友好国と隣接してるためその言葉の可能性を感じ、ミモザに確認してみたが感知するものはなかったらしい

クラウス「さて、とっとと宝物殿の中に__」

バギン

音の方向に一斉に目を向けると

__ミモザは魔法に貫かれていた

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