空に映る感情～ページ２～【ブラッククローバー】 (ページ30)

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【4章】遭遇ページ30

side貴方

ラックの行った道をひたすら真っ直ぐ飛んでいくが、一向にラックを見つけることはできない

貴(逆に、あの二人から離れてるからそろそろ場所が分からなくなってきてる)

私は一旦その場で止まり頭を整理にすることにした

まず、ラックがどこへ行ったのか
ラックはあれでも魔［マナ］感知能力がずば抜けてる、多分貴族以上の魔感知能力だ
そのずば抜けてる感知能力で何かを感じ取って何処かへ行ってしまったのだろう

じゃあ、なにを感じ取ったのか
それはラックの戦闘狂が必ず関係してくる
ということは…

貴(私達以外の何者かがこの魔宮に存在している
それを感じ取って、ラックは飛んでった

その何者かは団長が言っていた非友好国の可能性がとてつもなく高い)

私は頭を整理して来た道を戻る
ラックも心配だが、一応私たちよりも早く魔法騎士に入った先輩だ。それよりも経験の浅い二人と合流して、ラックを追った方がいい

その結論に行き着き、私は先ほどよりも魔力を込めて速く二人のところへと戻った

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？？「私達先日、このメンバーでの任務で魔法帝に『星』を授与されましたの」

私が二人を待機させた場所に戻ると、なぜか人が増えており増えたうちの一人である茶髪の女の子からそんな言葉が聞こえて来た

貴(あのローブ…金色の団員か
団長め、私達の団以外でも調査してるって伝え忘れてやがったな、というかあえての可能性も考えられるが…)

貴族しか入れないとされているその団、昔の件はもう吹っ切れてるからといって印象が普通になったわけじゃない。どちらかといえば、まだ悪い

ただ、その人を見ずに判断するのは下民と言って罵る貴族達となにも変わらないのでそうしないだけだ、表上は

そんな三人を眺めながらアスタ達の近くへと行こうとする。『星』を授与されたと聞いて、アスタとノエルも自信満々に自分達もだと鼻高々に言っていた

？？「ウソをつけ」

そしてそんなアスタ達の言葉を間髪入れずに否定する眼鏡をかけた男に私は顔をしかめた

？？「黒の暴牛の新人ごときがそう簡単に『星』を授与されるワケないだろうが

今回の任務を任されてるのもおこがましい」

アスタ「魔法帝直々に任されたっつーの！」

？？「また見え透いたウソを…」

アスタ「ウソじゃねぇぇえ」

そんな会話を聞いて私は思わずため息が溢れる

貴「辞めろアスタ

言いたい奴には言わせとけばいいんだよ」

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