空に映る感情～ページ２～【ブラッククローバー】 (ページ29)

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【4章】嫌な予感ページ29

side貴方

楽しそうに罠［トラップ］を発動させながらアスタとノエルを巻き込んでいくラック
ノエルは女の子なので当たり前だが、あのアスタの顔に疲れの色が見え始めてるので止めに入ろうとラックに声をかける

貴「ラック、そろそろ遊びはおしまいにしな」

私の言葉を聞いてか、ラックは楽しそうにしながらも足を止めた

ラック「楽しいね～、ワクワクするね～♪」

横で死にそうな顔をしてる二人とは対照的な楽しそうな笑顔を私に向けるラックだが、どこかウズウズしているようにも見える

貴(あー、まさか？いや、ないだろ…でも、ラックもあの人並の戦闘狂だしなぁ)

当たって欲しくない嫌な予感を感じていると、ラックは楽しそうにアスタの反「アンチ］魔法についてと2.3年後やり合いたいという感想を述べていた

その言葉たちがどこか「僕いなくなるからそうしとけば大丈夫だよ」というアドバイスのように聞こえてならない

貴「ラック…まさかだけど…」

ラック「さてと…」

何度も言うが私の勘はよく当たる
それも嫌な予感方面ではかなりの高確率で

ラック「雷創成魔法"雷神の長靴"」

私が話しかけるよりも先に魔法を発動し高くて飛び上がるラックを見て、私の勘はやはり良く当たると再認識した

貴「ラック！！団長から新入りの面倒頼まれてるんだから、お願いだから降りてきて」

ラック「あはは、ごめんね～

ちょっと大事な用事できちゃった
とゆーわけで、魔宮攻略よろしくー♪」

私のお願いも虚しく、笑顔でそう言い残すとラックは上の道から何処かへ行ってしまった

ノエル「なっ、何考えてんのよあの人ー！」

アスタ「か、かっけぇぇ」

ラックの様子を見ていた二人もあまりのことで唖然とする。とりあえず、ラックをココに連れ戻すのが先だ

貴「アスタ、ノエル」

アスタ「どうした？」

ノエル「なに？」

二人に声をかけながら"浮雲の自信"を発動させて宙に浮く

貴「とりあえず、私はラックを追うから二人はここで待ってて！
私、魔［マナ］感知不得意だからラックが見つかる前に二人を見失いそうになったら戻ってくる

それまで二人はここで待機、いい？」

宙に浮きながらそう言う私に二人は頷きながら「ああ！」「分かったわ」と答えてくれる

二人の返事を確認した後、私はラックの行った道を通りラックを追った

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